「ある卒園生の一言」

公開日 2020年12月18日

 僕が希望が丘学園に来てもう約2年。入園当初は本当に泣き虫でした。何をして良いのかの区別がつかない日々が7ヶ月ほどありました。でも先輩の方々が少しずつ卒園していき、寮では入園してから1番長い方でした。あこがれのT君が卒園した時に自分は変わろうと思い必死の思いで努力をしました。努力の積み重ねによって試験登校が始まりました。

 試験登校では約3ヶ月間学校に通いました。通っている中で嫌になることや苦しくなることが多くありました。でもみんなからもらったメッセージを見て力をもらいました。部活では学園で学んだことをしっかり出来ました。

 希望にいるみんなは元気に生活していますか?これから一人一人に思いを伝えたいと思います。

 初めにA。Aはヤンチャな所があってオラオラしている所がおもしろかったし、部活でも頑張っているとよく耳にします。

 Bさん。たまに2年教室まで来て笑顔で楽しそうに話していたのをよくみかけました。これからもその笑顔を大切にして下さい。

 C。Cは寮で一緒で、いつも自分の周りの人を笑わせてくれてありがとう。Cのおかげで良い雰囲気になりました。

 D。Dは、今年、野球部副キャプテンなんですね。副キャプテンは難しいけどDのその強い思いがあれば大丈夫。これからも日々の生活、頑張って下さい。

 E。Eは寮にいてくれて本当に助かりました。寮の演歌歌手としてほこりを持って頑張って下さい。

 F君。卒園おめでとうございます。F君とは保護所からずっと一緒で、希望でも一緒で、卒園式も同じで正直びっくりしています。F君はこれから始まる中学校生活を頑張って下さい。

 G。Gは、自分のテストの目標であってくれてありがとう。Gは人を引っ張っていける力があると思うのでこれからの生活にも生かして下さい。

 H。Hは朝ジョグの最後の人の分も一緒に走って優しいな。と思いました。太鼓では必死さの伝わる太鼓でした。Hには努力する力と優しさの力があると思うのでこれからの日々の生活に生かして下さい。

 I。Iとは、一番関わってきていて、夏の野球大会、駅伝、ともに過ごした、寮生活。色々なことがありますね。時には、自分と先生との面接にIが突入してきたりしましたね。それも良い思い出です。自分が試験登校で不在の中、男子寮を支えてくれてありがとう。I、これからの男子寮をよろしく。自分に関わってくれた先生方、来賓の方々、保護者の方々、そして希望の生徒のみんな、今まで本当にありがとうございました。

中3男子A

 

 僕は希望に来て約1年10ヶ月がたちました。

 最初、希望に来た時は「半年でここを卒園する」と言っていましたが、実際はまったくうまくいかず、ただただ時間がすぎていきました。

 朝ジョグや太鼓もただなんとなくして、いやいやしていた時も正直あります。でも、それでは通用しないことがわかりました。

 たくさんの先生から「まだ本気だせるろ」と言われました。「いやいや、やりゆうし」と思いながらも、確かにまだできるとも思っていました。また、自己中ということもよく言われていました。

 けれど、ここでの生活をしていくうちに本気をだすことのすばらしさ・一生懸命することの意味がわかってきました。生活が落ち着いてきて、自分のために動くのではなく周りのために動くことができるようになってきました。

 誕生日会で、好きな物がでても周りに譲ることができるようになりました。

 みんなとゲームをしている時に、自分が勝てなくても楽しむことができるようになりました。

 そんな風に成長ができたのも、希望にいるみんなが一緒に一生懸命野球をしたり、太鼓をしたり作業をしたり・・・そんな仲間との協力があったからこそだと思います。

 また、先生方や出身中の先生にもとてもお世話になりました。ありがとうございます。

 そして最後に、毎回の帰宅訓練や行事を見に来てくれたお母さん、お母さんの協力があったからこそ今日、卒園ができました。本当にありがとうございます。これからも食器を洗います。ここがゴールではなく、これからがスタートと思い、頑張っていきたいです。

 これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。

中3男子B

 

 

 

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