平成30年度「対話と実行座談会」~十菜(てんさい)シャモブランド化計画~

公開日 2020年01月20日

平成30年度 「対話と実行座談会」

日時:平成31年2月18日(月曜日)10時30分から12時10分まで
場所:THE MINUTES(南国市)
出席者:南国市立十市小学校6年生47名、学校長、教職員、企業組合ごめんシャモ研究会ほか

座談会要旨

1.開会のあいさつ(児童代表、高知県知事、南国市長)
2.児童たちによるプレゼンテーション
3.これまでの取組をまとめたVTR視聴・十菜シャモランチ試食
4.意見交換
5.知事あいさつ(まとめ)
6.閉会のあいさつ(児童代表、学校長)
7.閉会

座談会の様子

児童代表

1.開会のあいさつ(児童代表、知事、南国市長)

 会に先立ち、代表の男子児童が、「南国市を広めたい一心で頑張って取り組んできた2年間の活動を、みなさんにしっかり伝えます。」と挨拶しました。
 これに対し尾﨑知事は、「対話と実行座談会は今回で82回目。いろんな方と対話をさせていただき、今後の政策につなげていこうと取り組んできたが、こんなに大勢の小学生と対話をするのは初めてで、本当に楽しみにしています。」と話しました。
 また、南国市の平山耕三市長は、「緊張していると思うが、堂々と発表してほしい」と激励しました。

発表1

発表2

発表3

2.児童たちによるプレゼンテーション

 十市小学校の6年生は、南国市の特産品であるシャモ肉と、十市産の野菜を使ったあんかけ焼きそば「十菜シャモあんバリかた麺」で地域の活性化に取り組んでいます。児童たちは10のグループに分かれ、これまでの2年間の活動について、時にはショートコントを交えながらプレゼンテーションを行いました。
 昨年、ごめんシャモ研究会との出会いがきっかけで、食1グランプリに出場、準優勝に輝いたことや、メニューを考案する中で「地元愛」がなければインパクトのあるメニューにならないと気づき、「十菜シャモあんバリかた麺」の誕生につながったこと、十市のまちを多くの人に知ってほしいと活動を続けるうち、レストランなどの協力を得て商品化につながったことなどを発表。ユーモラスなプレゼンテーションに、会場は笑いと拍手に包まれました。
 そして、自分たちの考案した「十菜シャモ」を残していくためには「ブランド化」する必要があり、そのための定義として
①ごめんケンカシャモを使うこと
②10種類以上の野菜を使い、うち1種類以上は十市産の野菜を使うこと
を定めていると話しました。
 また、これまでの学習は、地域の人たちの協力の上に成り立っており、学習を通じて自分たちのまちの良いところを考えることができたと感謝を伝えました。
 その上で、ごめんシャモ研究会や地元レストラン等に対し、「十菜シャモ」を残していくための協力を求めました。

試食

3.これまでの取組をまとめたVTR視聴・十菜シャモランチ試食

 
現在、南国市のレストランでは、児童たちが考案した4種類の「十菜シャモランチ」が提供されています。
 座談会の参加者は、十市小学校の児童たちの取組を追ったテレビ番組を視聴しながら、この4種類の「十菜シャモランチ」を試食し、「とてもおいしい」と本格的な味わいに感心していました。

意見交換2
意見交換1

4.意見交換

 尾﨑知事から、「十菜シャモあんバリかた麺」が完成するまでの苦労について問われると、児童は「調理実習を繰り返し、十市をアピールできる野菜を選んだ。ネーミングにもこだわった」と答えました。
 また、児童が「ブランド化するにあたって、地元レストランのアドバイスをきっかけに『十菜シャモ』の定義を定め、お客様との約束をしている」と話すと、尾﨑知事は、「大人顔負けの仕事をしている」と感心し、「食1グランプリだけで終わらず、十市、南国市の盛り上げにつなげるため頑張っていることは本当に素晴らしい」と激励しました。

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5.知事あいさつ(まとめ)

 意見交換を終え、尾﨑知事は、「地域の方たちが子どもたちに真剣に向き合っておられ、大変深い感銘を受けた。大人と一緒にビジネスを展開していくことは、県内の良い先例になっているのではないか。」と、地域の方たちの協力が児童の活動を支え、それがいい教育につながっていると話しました。
 また、児童たちに、「一つのプランに対し仲間と一緒に取組を大きくしていく、ということは大人になっても経験すること。勉強を重ね、南国市だけでなく高知県、日本を盛り上げていけるように頑張ってほしい」「思いを持って仕事に取り組み、それを形にしていくことが大切だ」とエールを送りました。

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6.閉会のあいさつ(児童代表、学校長)

 座談会を終え、代表の女子児童は「わたしたちが卒業しても、『十菜シャモ』が広がっていくようにこれからも頑張っていく」と決意を述べました。
 また、坂本一美学校長は、「活動を通じて、子どもたちは賢明で本気の姿を見せてくれた。失敗を繰り返し、それを一つ一つ解決しようとする力は、将来必ず役に立つ。この活動を通じて、生まれ育った地域を愛する大人に育ってほしい。」と子どもたちの背中を押しました。
 

集合写真 7.閉会

 

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