平成28年度 「対話と実行行脚」 第8回 室戸市

公開日 2020年01月20日

平成28年度 「対話と実行行脚」 第8回 室戸市訪問実績

日時:平成29年2月8日(水曜日)

視察地

  1. 富士鍛工株式会社の新社屋の視察
  2. 土佐備長炭の生産現場視察
  3. 「道の駅 キラメッセ室戸」鯨館及び楽市の視察
  4. 障害者支援施設「むろと・はまゆう園」の視察
  5. 「海の駅とろむ」室戸ドルフィンセンター及びスジアオノリの養殖現場の視察
  6. 「御厨人窟(みくろど)」の視察
  7. 室戸世界ジオパークセンターの視察
  8. 椎名地区住民との意見交換会
  9. ドーム型屋内運動場の視察、室戸高校女子野球部員の活動報告

視察の様子

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1.富士鍛工株式会社の新社屋の視察

平成28年4月に南海トラフ地震の津波対策として高台移転を行った富士鍛工株式会社の新社屋において、ローリング鍛造品を製造するため、高熱にした鉄を金属で叩いてリング状にする過程を視察させていただきました。

高熱にした金属をプレスするときの音と、システム管理のもと、熱せられた鉄がコンベアに流れていく様子がとても印象的でした。

また、富士鍛工株式会社と地域の方々が、工場法面への芝桜の植栽や、周辺の休耕地等へコスモス・レンゲの植栽に取り組まれているというお話のほか、地元の大岸地区の常会が、災害時に工場を一時避難場所として活用する協定を締結したというお話をお伺いし、同社の高台移転が実現して良かったと改めて実感しました。

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2.土佐備長炭の生産現場視察

室戸市木炭振興会の会長 森本生張氏が運営する土佐備長炭の生産現場を視察。後継者の育成や原木の確保、新商品の開発に取り組んでいることや、山は30年で一原木が成長するので、このサイクルをまわすことで、半永久的に製炭ができることなど、興味深いお話をお伺いしました。

現場では、若い研修生2名の方ともお話をさせていただき、研修生の方々がこちらで勉強したことを活かして土佐備長炭の製炭者として独立することができれば、室戸市の土佐備長炭のさらなる活性化が期待できます。

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3.「道の駅 キラメッセ室戸」鯨館及び楽市の視察

「志国高知 幕末維新博」の地域会場としてリニューアルオープンを予定している「鯨館」の準備状況のほか、地域の地産地消・地産外商の核となっている「楽市」では、農水産物など地場産品の販売状況や、平成27年8月に完成した加工販売場を視察させていただきました。

「鯨館」では、VR動画、AR動画、CG動画など映像を駆使した展示の追加など、捕鯨文化について趣向を凝らした情報発信をされるお話をお伺いしました。充実した内容でのリニューアルオープンがとても楽しみです。

「楽市」では、農水産物の生鮮品や加工品の販売、ふるさと納税返礼品の発送に意欲的に取り組まれているお話をお伺いすることができました。今後ますます地産地消・地産外商の拡大が進むことが期待されます。

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4.障害者支援施設「むろと・はまゆう園」の視察

昭和62年4月に開設した「障害者支援施設 むろと・はまゆう園」で、障害の特性等に応じた切れ目ないサービス提供にご尽力されている様子や、入所者・通所者の方が丹精込めて美味しいミニバナナやホウレンソウなどを作られている様子を拝見させていただき、深い感銘を受けました。

園としては、地域のイベントにも積極的に参加されているとのことであり、これまで以上に地域に開かれた施設となることが期待されます。

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5.「海の駅とろむ」室戸ドルフィンセンター及びスジアオノリの養殖現場の視察

「室戸ドルフィンセンター」では、「女子会プラン」や「暴風割引」など、これまでになかった企画を意欲的に実施されているというお話をお伺いするとともに、実際にイルカとふれあい体験もさせていただき、訪れた方々が癒される魅力的な観光施設であることを改めて実感しました。

「海の駅とろむ」では、カツオの藁焼きたたき体験の新社屋ができたことにより、雨の日でも観光客の受け入れが可能となり観光客数が大幅に増加したという話をお伺いしました。天候に左右されず、たくさんの観光客に体験していただける観光施設として、ますますその磨き上げに期待が高まります。

世界初となる地下海水を活用し、トコブシ(巻貝)とスジアオノリの複合型養殖量産モデルの確立を目指して整備中の養殖現場では、量産体制が整えば、これまでの約10倍のスジアオノリの収穫が見込まれるというお話をお伺いしました。今後、量産体制が確立されることで、室戸市の主要な地場産品の地産外商の拡大が期待されます。

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6.「御厨人窟(みくろど)」の視察

観光名所である御厨人窟と神明窟の現状を視察させていただきました。

落石により、現在、双窟とも防護柵と案内板を設置して入洞禁止になっており、落石のモニタリング調査や浮石対策調査を継続中というお話をお伺いしました。

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7.室戸世界ジオパークセンターの視察

「志国高知 幕末維新博」の地域会場である室戸世界ジオパークセンターで、博覧会開幕に向けた準備状況を視察させていただきました。

地震発生のメカニズムや海底隆起によるダイナミックな大地の成り立ちを体感できる映像などを導入して、入館者が実際にフィールドを巡りたくなるように誘導していくというお話をお伺いしました。今後は、国際観光のますますの発展も期待されます。

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 8.椎名地区住民との意見交換会

平成29年10月に向けて室戸市初の集落活動センター設立を目指す椎名地区住民の方々と、意見交換をさせていただきました。

旧椎名小学校を拠点として、1階を集落活動センター、2階・3階・屋外プールを「博物館・ミニ水族館」に活用する予定とのことで、より多くの住民の方々が主体となって、椎名地区がさらに活気あふれる地域になることを目指した取組が進むことに期待が高まりました。

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9.ドーム型屋内運動場の視察、室戸高校女子野球部員の活動報告

平成29年2月1日から供用を開始したドーム型屋内運動場を視察し、室戸高校の女子野球部や生徒会の皆様とお話をさせていただきました。

ドーム型屋内運動場は、アリーナの屋根に県産材ヒノキを3,756本使用した木製トラス構造で建設されており、施設中にヒノキのいい香りが広がっていたのが印象的でした。

寒い中、女子野球部のメンバーが元気いっぱいに練習をされている爽やかな姿を拝見させていただくとともに、室戸の発展のことを真剣に考えている生徒会の皆様のお話をお伺いし、地域の方々と協力しながら、若い力で室戸を盛り上げていってほしいと思いました。

 

この記事に関するお問い合わせ

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