支援策を活用した感想補助金がなければできなかったチャレンジができました何の足がかりもない状態からのベトナム進出。多い時には月に2回も現地に赴く必要があり、渡航費などの補助があったからこそ、この挑戦をすることができました。現地法人として運営する工場では、当初の目的であった、高知で技能実習生として働いていたベトナム人2人の雇用を実現しました。また、災害発生時のことを考えると製造拠点が数カ所にあることでリスクの分散にもなっています。今後は現地の営業・設計スタッフを育て、ベトナムを拠点としたアジア地域での販路拡大を目指していけたらと考えています。■取り組みの背景■取り組みの概要■取り組みの効果P21…生産性向上推進アドバイザーによる現場改善支援P22…事業戦略等推進事業費補助金P29…海外支援拠点による現地での販路開拓支援P40…経営革新計画の承認代表取締役 上田 義隆さん「常に進化するモノづくり」を。「クレーン」をメインに、製造現場に欠かせないあらゆる機械の設計・製造・メンテナンスを行っています。創業以来40年にわたり、独自の電気制御と製缶の技術でクレーンをはじめあらゆる機械を設計・製造し、多様化する製造現場でのニーズに応えてきました。8年ほど前からはベトナムからの技能実習生を受け入れており、会社の大きな力になっています。実習を終え帰国後にも、高知で学んだ技術を活用してもらえる場所を作りたい、という構想がありました。ベトナムでの法人立ち上げを目指し、何の足がかりもない状態からのスタートでした。現地へ法律などの調査に赴くため「事業戦略等推進事業費補助金」のグローバル枠を活用。2022年末には現地で工場を立ち上げることができました。また、販路拡大に向けた市場調査のため「高知県ものづくり現地サポートデスク」を活用し、展示会への出展など現地での商談マッチングの支援も受けています。有限会社上田電機ホームページhttps://ueta-denki.com8ベトナム進出で販路拡大を実現。製造コスト削減とリスク分散にも繋がりました。ベトナムへの進出を実現しました渡航費支援、現地での商談などグローバル化の取り組み有限会社上田電機/分野:ものづくり支援策支援策を活用した製品・商品・サービス活用した県の支援策(補助事業等)「事業戦略等推進事業費補助金」の活用で、02
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