大正町市場100年祭~これからの100年へ

公開日 2016年03月31日

平成27年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

中土佐町の取り組み(高幡ブロック)

報告者:中土佐町地域支援企画員  この記事に関するお問い合わせはこちら:電話0889-40-1183

町の台所「久礼大正町市場」が、平成27年に誕生100年を迎え、10月24日夜から25日にこれを祝う『100年祭』が開催されました。

市場正面

【市場の歴史】

「中土佐町誌」には、明治中期に、漁師のおかみさんたちが夫や息子の獲ってきた魚を売りだすようになったのが市場のはじまりと記されています。当時は「地蔵通り」と呼ばれ、物々交換や情報交換の場でもありました。

そんな中、大正4(1915)年に市場周辺一帯230戸が焼失するという大火に見舞われました。その際に、大正天皇から復興費として350円(当時)が届けられ、見事商いの場が復興したことから、町民は感謝の気持ちを込めて、町名を「大正町」と改めました。それから100年、現在でも『大正町市場』として愛されています。

高度経済成長期には、縫製工場ができたことから住民が増え、仕事帰りの主婦でごった返すこともありましたが、その後高齢化や後継者不足による漁師の減少、大型スーパーの進出により閉店する店が出始めました。しかし時代が平成に移る頃から、昔ながらの店先での露店販売が珍しいのかメディアにとりあげられる機会が増えてきました。中土佐町の住民も、衰退を放置してはいけないと、漁師町・魚という資源を活かして地域を盛り上げようと、様々な活動に取り組みました。平成23年に高速道路が開通したこともあり、休日には町外からの観光客でにぎわうようになりました。その結果、「久礼大正町市場」は、平成27年2月に全国の地方新聞社と共同通信社が設ける「第5回地域再生大賞」の優秀賞を受賞することができました。

漁師のおかみさんの歯に衣着せない話し方ときっぷの良さ、さっぱりした性格と底抜けな明るさは、昔から変わりません。何枚も干し物が入ったパックに、更におまけをつけてくれることもあります。魚を捌きながら、食べ方だって教えてくれます。おかみさん達も高齢になってきていますが、「お金儲けよりもお客さんが喜んでくれる事が一番!!」と、生きがいになっています。そんなおかみさん達の頑張る姿があるからこそ、今日の100周年を迎えることができたのではないでしょうか。

市場地図

2015年10月中土佐町広報誌より)

 

【100年祭までの道のり】

平成27年6月、大正町市場のこれまでの歴史と先人たちの努力を振り返りこれからの100年を考えたいと、地元と商工会議所や役場等が共同で「100年祭」の開催を企画しました。

実行にあたっては、地域の多くの方々や団体の協力が不可欠でした。

その一つが、平成24年に地域を盛り上げようと立ち上がった女性グループ「久礼乙姫の会」です。これまでの、「おきゃく」や「夜市」開催など様々な活動の経験を生かし、100年祭の企画から当日の出店等を担当しました。

そしてもう一つが、住民グループ「なかとさもん」が平成27年に立ち上げた、地元の子ども達が地域づくりに挑戦する「なかとさもん地域創造部」です。「なかとさもん地域創造部」は子供たちがやりたいことをやるというのが基本で、大人はあくまでサポート役です。参加する子供たちが「やりたいこと」を出し合い、ハロウィン仮装コンテストの主催と食べ物の提供を行うことになりました。

【100年祭本番の様子】

10月24日の前夜祭では、市場100歳を祝うバースデーケーキ入刀や盆踊り、ハロウィン仮装コンテストが開催され、沢山の地元の人達が訪れて賑わいました。

前夜祭
 
誕生日ケーキ
 

25日の本祭には、尾﨑知事もお祝いに駆け付け、鏡開きが行われました。観光客が参加できる藁焼きたたきでは、体験した方から「藁焼きの貴重な体験が出来て、美味しく鰹のたたきをいただけた。満足です。」との声が聞かれました。大正天皇の復興費にちなんで1皿350円で販売されたたたきには大行列ができ、用意された限定200食がすぐに完売となりました。「なかとさもん地域創造部」が提供した、「カツオバーガー」や「かぼちゃプリン」も大好評でした。

藁焼きたたき
 
よさこい
 

【最後に】

中土佐町には、イチゴ農家の主婦が運営するカフェ「風工房」や、日本昔話にも出てくる「双名島」等、他にもたくさん見どころがあります。平成28年4月からは、いよいよ、中土佐町等高幡広域5市町で誘客キャンペーン『奥四万十博』が始まります。役場が作成した『久礼まち歩きMAP』も大正町市場内等で配布していますので、それを片手に散策してみては如何でしょうか!!

今後も地域支援企画員として、地域の様々な取組をサポートしていきたいと考えています。

双名島
 
風工房
 

連絡先

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