土佐山地域菖蒲地区における取り組みに係る支援について(高知市)

公開日 2016年05月23日

平成27年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

高知市の取り組み(高知市ブロック)

報告者:高知市地域支援企画員  この記事に関するお問い合わせはこちら:電話088-826-5037

高知市の北部に位置する土佐山地域では、旧土佐山村の時代から「社学一体」という独自の教育理念のもと、社会貢献できる人材を地域全体で育ててきました。このように社会教育が盛んな土佐山地域では、各集落が地域活性化に向けた様々な取組をしています。

その集落の1つである菖蒲地区で行われる行事や活動について紹介します。

【1.菖蒲洞を楽しむ会】

高知県の天然記念物に指定されている「菖蒲洞」を地区内外に広くPRしようとはじまったのが「菖蒲洞を楽しむ会」です。今年で10回目を迎えるこのイベントは、まず菖蒲洞の中を探検したあと、菖蒲公民館にて地元の婦人会が作った田舎料理や流しそうめんを楽しみます。

菖蒲洞は、龍河洞などのように内部が整備されておらず、ほとんど自然に近い状態で残されています。道中は灯りがなく暗闇の中を懐中電灯片手に進み、這って進まなければならないところがあるなど少しハードな洞窟探検をすることになります。

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しかし、たくさんの鍾乳石、石筍などが織り成す神秘的で美しい空間は一見の価値があり、本格的なアドベンチャー体験ができるということでコアなファンがいるようです。

洞窟内を探検した後は、菖蒲地区の方々が作る地元料理と流しソーメンが待っています。食材は地元で採れた野菜のみを使うことを原則としているため、まさに菖蒲オンリーの味を楽しむことができます。

 

【2.農家レストランへの立ち上げに向けて(いっちいの木)】

菖蒲地区の農家の仲良し女性3人組で作った「いっちいの木」は、農家レストラン立ち上げに向けて、高知県が実施する平成27年度農業創造セミナーに参加しました。

平成25年度にも同セミナーの入門コースを受講し、料理メニューや食材などに関する事例調査や農家レストランの試行などに取組みました。本年度は、平成28年中に農家レストランを開店するという目標を掲げることで、主力となりうる新メニュー開発や営業形態の確立など開業に向けてより具体的な内容に取組みました。

新メニューの開発においては、田舎らしさを前面に押し出した寿司や和風だしのジュレなどの土佐山地域の特産品を活かしたアレンジ料理を開発しました。

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セミナーを受講し、レストランがスタートできる状況が整いましたが、女性3人で運営していくため負担が大きく、定期的に営業することが難しいなど様々な課題があります。しかし、あえて「なかなか予約の取れない農家レストラン」というキャッチコピーで売り出していくことで話題性を持たせることとしています。

様々な課題を抱えながらも農家レストランの立ち上げに向け尽力する「いっちいの木」の活動をみると、地域をなんとか盛り上げようといった想いを感じることが出来ました。

 

最後に、ほかにも紹介したい魅力的な活動がたくさんあります。私は、これらの取り組みに対し、広報に関する支援や料理メニューの原価計算などに関する支援を行っています。当地域も他の中山間地域と同様に高齢化が進み今後の集落維持が危惧されている状況です。しかし、これらの取組を継続することで、地域の魅力を内外に発信していくことが課題解決につながっていくはずです。

高知市地域本部はこれからも様々な地域活動を支援し、中山間地域を盛り上げていきます。

連絡先

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電話: 企画調整担当  088-823-9333
成長戦略担当  088-823-9049
地域産業担当  088-823-9334
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