とさし旬物クラブの挑戦

公開日 2018年11月20日

平成29年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

土佐市の取組(仁淀川ブロック)

1.とさし旬物クラブの概要及びこれまでの取り組みと課題

 「とさし旬物クラブ」は、土佐市の農産物生産者17名により平成13年に設立された土佐市産の農産物をアピールすることを目的とした生産者グループです。設立当初、ネギ・ショウガ・キュウリ・文旦・ニラ・メロンなど土佐市産野菜のPRと販路拡大を、高知市内のホテルへの営業からスタートしました。その後、土佐市内の学校給食に土佐市産野菜の出荷を始め、現在の主な活動は、農産物の学校給食への提供や量販店・直販所への出荷、また、手作り弁当や太刀魚めしの土佐市内外のイベント等への出品に加え、地産地消の普及のために、小学校への出前授業も積極的に実施しています。
 また、生産した野菜を加工した「焼肉のたれ」を開発・販売するなど、6次産業化にも積極的に取り組んでおり、高知県が選定する「土佐の料理伝承人(でんしょうびと)」にも名を連ねています。

 土佐市の夏の風物詩「土佐市大綱まつり」の準備では、市役所や商工会等から大勢のボランティアの方が体育館に集まり、重さ約1.0t長さ約100mの大綱を人力で作ります。その日の昼食には、毎年「とさし旬物クラブ」手作りのカレーライスと唐揚げが振る舞われ、それを楽しみにしている人もたくさんいます。自分たちの野菜を使った焼肉のたれは、年間約2,000本を売り上げる人気商品となっています。「とさし旬物クラブ」は、地域に溶け込み、市役所や商工会からも頼りにされ日々活動を行っています。
 そして、新たな取り組みとして、土佐市産野菜を使用した「かき氷シロップ」の商品化にも挑戦しています。
 しかし近年、会員の高齢化や、特に男性会員の不足(現在男性は1名のみ)、生産品目の減少等が課題となっています。

2.地域支援企画員の活動内容

 地域支援企画員の活動の主なものとして、次の取り組みが挙げられます。

(1)視察研修の段取りと同行
 「とさし旬物クラブ」は毎年、他の地域の先進事例や活動を参考にするため、県外へ宿泊視察研修に行っています。地域支援企画員は、視察先地域の選定から、交通手段や宿泊先の確保などを含め、有意義な研修となるよう視察計画の策定のお手伝いを行うとともに、当日は研修に同行しています。この視察研修は、参加者はもちろん、地域支援企画員自身も6次産業化の取り組みや農作物の地域性などを学べる格好の機会となっています。

【旬物クラブ】研修の様子
【広島県世羅高原での6次産業化についての研修の様子】

(2)総会参加やイベント・講座への参加呼びかけ
 年1回6月頃に開催される総会に出席して、現在の状況を把握させてもらい、会員不足等の課題に対しては新たな担い手の確保のため情報収集・提供を行い、会員数増加の支援をしています。また、県主催のイベントへの出店依頼や、講座や行事に関する情報提供も行っています。

(3)日々の活動での支援
 焼肉のたれの製造に使うフードプロセッサーの刃がかけて困っていた時に、刃の製造元や値段を調べ、製造会社へ注文して、「とさし旬物クラブ」に届けてもらいました。
 このように、日々の活動で発生する問題の解決に対応しているほか、市役所や商工会と「とさし旬物クラブ」の調整役も担っています。

 「とさし旬物クラブ」は日々の活動を行いつつ、生産品目の増加や6次産業化、新商品開発に挑戦しています。地域支援企画員は、土佐市の農林業振興課、県の農業振興部や仁淀川地域本部等と連携してこうした取り組みへの支援を行っています。

【旬物クラブ】焼肉のたれ
【土佐市ドラゴン広場で販売中の「焼肉のたれ」】1本400円(税込み)
(ドラゴン広場の他、南風(まぜ)、土佐市サンプラザ本店・サンプラザポプラの計4店舗で購入できます。)

〈この記事に関するお問い合わせ〉
 土佐市地域支援企画員 電話:088-852-1172

連絡先

高知県 産業振興推進部 計画推進課
住所: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 企画調整担当  088-823-9333
成長戦略担当  088-823-9049
地域産業担当  088-823-9334
地方創生担当  088-823-9335
ファックス: 088-823-9255
メール: 120801@ken.pref.kochi.lg.jp