農家食堂・caféイチョウノキの新メニュー開発とPR強化に向けて

公開日 2018年11月20日

平成29年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

津野町の取組(高幡ブロック)

集落活動センター「奥四万十の郷」
「農家食堂・caféイチョウノキ」の新メニュー開発とPR強化に向けて

 津野町郷地区では、平成24年から地域活性化に向けたイベントを繰り返し開催するなかで、地域の山菜、野菜、アユやアメゴなどの川魚、ふんだんにある四季折々の地域食材を活かした料理が地域の強みであることに自信を得て、集落活動センターの開所を機に、「農家食堂・caféイチョウノキ」をオープン(平成28年5月)させ、収益基盤として運営しています。

イチョウノキ1

■ 営業内容
 「農家食堂・caféイチョウノキ」の営業日は土日の週末のみ。平日は予約営業にもかかわらず、オープンから1年8ヶ月で来場者数が1万人に達し、常連客で賑わうお店となっています。
 提供するお食事は、決して華やかではないけれど、素朴で手間ひまをいっぱいかけたお料理。看板メニューは、「里芋のコロッケ」、「ナスのたたき」。優しい味付けが好評です。
そして、料理に合わせた「ほっこり」した内装。津野町内の企業((株)満天の星)から手ほどき(※)をうけ、地元で大事に使われてきた農機具や生活用具を飾り、まるで田舎のおばあちゃんの家に帰ってきたような温かい空間づくりを心がけています。どの席に座っても落ち着く店づくりのおかげで、老若男女、地域内外問わず、お客様で賑わっています。

※アドバイザー導入H27 3回(地域づくりアドバイザー)、H28 5回(集活推進アドバイザー2回、産振アドバイザー3回)、H29 2回(集活推進アドバイザー)を活用

イチョウノキ2

■特産品づくりと販売
 「農家食堂・caféイチョウノキ」の料理が美味しくても、町内には、同額で田舎料理を提供している飲食店が多くあります。他店との差別化を図るため、山野草を使ったメニュー開発を行っています。
 平成28年12月には地区主体で県立牧野植物園と連携協定を締結し、地区の山野草調査、ウォーキングイベント、メニュー開発等をおこなってきました。
 平成29年には、牧野植物園との連携協定のつながりから、世界料理コンクールヨーロッパ大会で日本チームの代表を務めた岡林実シェフをアドバイザーに招き、メニュー開発を行いました。

 
イチョウノキ3

 郷地区は、水のきれいな場所にしか自生しないクレソンが年中豊富にある地域です。このクレソンと地元産のニンニク、ショウガ、長ネギ、タマネギなど少量生産の野菜と高知名物「カツオ」を掛け合わせることで商品価値を高めようと「津野山はいからうどん」と銘打って定番化。70才を超えたスタッフのお母さんたちには、その味がウケるのか不安もあり、半信半疑で提供をはじめましたが、一般的な和風うどんと一線を画すその味は、特に若い人たちに好まれる味となり、高知市内のイベント販売などで高評価を受けています。
 その他、地域の伝統食である味噌、よもぎまんじゅう、豆菓子など、次々と商品を生み出し、常に”攻め”の姿勢で積極的にイベント出店や販売を行い、常に外に目を向け、地域外に出向いて外貨を稼ぐ活動を続けています

 

【平成29年度の活動実績】

5月 農家食堂・caféイチョウノキ1周年感謝祭
6月 新茶「いらずの茶」訪問販売(高知県庁)
7月 高知市でのイベントに出店販売
8月 郷地区ふるさと祭り
9月 観光地・天狗荘との連携ビュッフェ
10月 観光地・天狗荘との連携ビュッフェ
県立牧野植物園へのイベント出店
高知市内ふるさと祭り出店

 

イチョウノキ6
 「農家食堂・caféイチョウノキ」は、観光スポット「四国カルスト・天狗高原(天狗荘)」の麓にあり、また、幕末維新博地域会場「吉村虎太郎邸」とも車で10分圏内と周辺に集客力をもつ施設があります。3施設がご近所で顔を合わすものの、誘客のための連携機会がなかったことから、平成28年5月から意見交換を重ね、平成29年には合同の連携ビュッフェをおこないました。集客力のある天狗荘で人を集め、麓の2施設(吉村虎太郎邸・「農家食堂・caféイチョウノキ」)が食事をもって上がり、提供する試みです。
 これにより、天狗荘の調理スタッフに少しの休憩時間が生まれ、他の2施設にはPRの機会が生まれます。連携ビュッフェを2回行いましたが、「どの料理がどの施設かわかりづらい」との声があがり、改善を重ね、「津野山のお弁当」という形で商品が生まれました。
 今後は、この商品の予約販売をおこなっていくとともに、天狗荘宿宿泊プランに2施設での食事を盛り込むなど、さらに連携を充実していきたいと協議をしています。

 

 

 

■ 最後に
 今回、郷地区の取り組みをご紹介しましたが、津野町には、誇れる素材がそこにあるのに、身近すぎて地元の方々が気づいていないということを感じます。集落活動センターや各地域でおこなわれているひとつひとつの取組は大きなものではありませんが、素材と素材、人や施設、地域と地域がつながることで、それぞれの課題解決を図りながら、価値を高めサービスの提供につなげることができます。
 これからも地域の宝の原石(モノ、コト、ヒト)に光をあて、少しのお手伝いにより、地域が元気になる活動につなげていきたいと考えています。

〈この記事に関するお問い合わせ〉
 津野町地域支援企画員 電話:0889-55-2126

連絡先

高知県 産業振興推進部 計画推進課
住所: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 企画調整担当  088-823-9333
成長戦略担当  088-823-9049
地域産業担当  088-823-9334
地方創生担当  088-823-9335
ファックス: 088-823-9255
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