「東豊永集落活動センター」の取り組み ~復活!福寿草まつり~

公開日 2019年08月09日

平成30年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

大豊町の取り組み(嶺北ブロック)

<東豊永集落活動センターの概要>

 大豊町東豊永地区は、全13集落から構成され、人口416人、世帯数249世帯、高齢化率約69%(平成30年4月1日現在)と、急速に過疎高齢化が進んでいる典型的な中山間地域です。
 かつては、13集落が揃い様々な地域活動が活発に展開されてきましたが、近年は、一部を除きこれまで行ってきた活動が実施できない状況になっています。
 このような中、中山間地域特有の多岐にわたる課題解決に向けて、東豊永地区では、平成27年度より集落活動センター設立に向けた協議を開始しました。「地域を持続させる」ことを目的とし、各集落での説明会や先進地事例の勉強会の開催も行いながら準備を進め、平成30年2月に町内3箇所目となる「東豊永集落活動センター」を設立しました。
 

01_東豊永集活(文化祭) 
「第一回東豊永文化祭」のようす

<東豊永集落活動センターの取り組み>

 東豊永集落活動センターは、開設以降、主に次の取り組みを行っています。
 ・ 町道の清掃活動
 ・ 東豊永文化祭の開催
 ・ 高知市の日曜市における地域の農産物販売
   (高知大学地域協働学部の実習)

 

02_東豊永集活(福寿草) 福寿草

<地域の誇り「福寿草まつり」の休止>

 この東豊永地区に属する南大王集落においては、平成元年から、毎年2月中旬から3月中旬にかけて「福寿草まつり」が開催されていました。"春を告げる花"と言われる福寿草。南大王では、約2ヘクタールの斜面に5万株ほどが自生しています。開催に当たっては、訪れた方に楽しんでいただくため、地域住民が周辺の遊歩道を整備し、温かいうどんや田楽、地域の特産品販売等といった「おもてなし」をしていました。毎年3,000人前後の来場があり、大豊町の早春の風物詩として地域内外から親しまれていましたが、運営に携わる方々の体力面の不安等により、平成28年を最後に休止されることとなりました。
 休止以降も、地域のシンボルである福寿草は、地域の方により大切に手入れがされてきました。「福寿草まつり」は、いつしか地域住民にとって生きがいの一つとなっており、休止に関して複雑な思いを抱かれた方は決して少なくなかったとのことです。

03_東豊永集活(準備)         準備のようす

<「福寿草まつり」復活に向けて>

 そんな中、今回設立された「東豊永集落活動センター」が、復活に向けた支援ができないかと地域側に提案しました。「一回やまったのに、もう開催は難しい」との声もある中、「南大王が弱ると、東豊永地区全体の元気が無くなる。とにかく一回やってみよう」との会長の思いもあり、地域住民と共に「福寿草まつり」の3年ぶり復活に向けた協議がスタートしました。
 協議については、運営側が負担感を抱かないよう「自分たちの生活の範囲内でできることを」をモットーとして進めることとしました。開催が決まってからは、遊歩道の整備、福祉保健所への申請、休憩所で提供する惣菜の試作といった準備を着実に進めてきました。
 また、開催に当たっては、日頃から集落活動センターの各種活動を初め、東豊永地区に携わっておられる高知大学地域協働学部の学生の皆さんの力もお借りしました。協議への参加、準備・運営の手伝い等、様々な面でご活躍いただき、まつり復活に向けて地域に活気を与えていただきました。

<3年ぶり復活!「福寿草まつり」>

 こうして、平成31年2月15日から、3年ぶりに福寿草まつりがスタートしました。オープニング当日はあいにくの雨。その影響で客足が鈍かったこともあり、今後の集客について心配されましたが、その心配もつかの間。集落活動センターinstagram(@higashitoyonaga_otoyo)における宣伝や、複数のマスメディアで報道がされた効果もあり、連日たくさんのお客様であふれ、一日で300人ほどのお客様にご来場いただいた日もありました。福寿草を模した蒸し寿司やちらし寿司、田楽も好評をいただいています。
 運営についても、地域の方や集落活動センター、大学生の皆様で楽しく運営されており、地域が元気になったように感じています。
04-1_東豊永集活(開催状況1) 04-2_東豊永集活(開催状況2) 04-3_東豊永集活(開催状況3)

<地域支援企画員としての関わりと今後の展望>

 「福寿草まつり」開催に当たり、地域支援企画員として、協議への参画及び助言、備品購入に係る補助金の申請用務、開催に当たり必要となる資料作成といった面で支援をさせていただきました。このたびの取り組みで、集落活動センターの設立により過疎高齢化の進む一つの地域を支えることができたことを実感しています。今後、「福寿草まつり」を初め、東豊永集落活動センターの取り組みが持続可能なものとなるよう、地域の方とともに知恵を出し合い、精一杯サポートしていきたいと考えています。

<この記事に関するお問い合わせ>
 大豊町地域支援企画員 電話:0887-72-1281

連絡先

高知県 産業振興推進部 計画推進課
住所: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 企画調整担当 088-823-9333
成長戦略担当 088-823-9049
地域産業担当 088-823-9334
地方創生担当 088-823-9335
ファックス: 088-823-9255
メール: 120801@ken.pref.kochi.lg.jp