「集落活動センターげいせい」の取り組み

公開日 2019年08月09日

平成30年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

芸西村の取り組み(安芸ブロック)

【集落活動センターげいせい】
 「集落活動センターげいせい」は、平成28年3月に、村内全域を対象エリアとして開所しました。
 開所した当初は、活動内容が具体的に決まっておらず、そのため活動メンバーもごく少数でした。
 その後、センター役員、事務局を務める集落支援員、役場担当者など関係者が一丸となり、手探りで活動を模索し、現在では、様々な活動が進むにつれ、メンバーも35名程度まで増え、活動にも広がりが生じ、村内での認知度も向上しています。

 

【集落活動センターげいせいの取り組み】

01_シキミ1  02_シキミ2
<①シキミ栽培・販売>
 集落活動センターげいせいの当初の活動は、平成29年6月から開始したシキミの栽培・販売です。
 放置されていた村内のシキミ園を借り受け、シキミを栽培し、村内の直販所「かっぱ市」に卸しています。販売量の増加に伴い、年間を通して販売できるシキミの確保が難しくなったため、集活補助金を活用し、新たに借り受けた耕作放棄地にシキミ苗の定植、造園へと活動が広がっています。
03_竹害対策
<②竹害対策>
 竹林所有者からの要請を受け住宅・農地等へ悪影響を及ぼしている竹林を伐採しています。活動に始めるにあたっては、集活補助金を活用し、竹を細かく裁断するチッパーを購入しました。また、村役場も竹林所有者に対しての補助制度を新たに整備するなど、官民協働で取り組んでいます。

 

サトウキビ

<③サトウキビ栽培 ・ 販売>
 芸西村では伝統作物としてサトウキビが栽培されていて、江戸時代からの技法で製糖が行われ「白玉糖」という商標で黒糖が製造・販売されています。
 集落活動センターでも、平成29年度から、耕作放棄地を借り受けサトウキビの栽培・販売の取り組みを開始しています。取り組み2年目にあたる平成30年度に入ってからは、この「白玉糖」を活用した商品の開発・販売の検討が開始され、活動に広がりが生まれています。この6次産業化の取り組みについては、令和元年度、新たに部会を立ち上げるなど、さらに本格的に進めていくことにしており、関係者は意気込んでいます。

【地域支援企画員としての活動】
 集落活動センターが将来的に自立し、活動を継続して実施できるよう、県も村とともに連携・支援を行っています。
 私の地域支援企画員としての関わり方として、県の補助支援策等の情報提供や関係機関との調整のほかに、集落活動センターの週1回程度の活動にできる限り参加しています。メンバーの方と顔を合わせ、一緒に作業を行うことで、取り組みの進捗がより具体的に確認できるほか、作業の苦労や課題を共有することで、より現場のニーズに近い支援ができると考えているからです。
 活動への参加を通して、集落活動センターという組織がなければ関わることがなかったかもしれない方たちと出会い、いっしょに活動できる喜びを感じています。 ここ最近では、県外から移住されたご夫婦が集落活動センターの活動に加わるなど、地域コミュニティの窓口にもなりつつあり、芸西村に新たな活気が生まれるのではないかと期待もしています。 今後も集落活動センターげいせいの取り組み、芸西村の振興に微力ながら支援してまいりたいと考えています。

 

【この記事に関するお問い合わせ】
 芸西村地域支援企画員 電話:0887-34-1270

 

 

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