公開日 2019年08月09日
平成30年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)
南国市の取組(物部川ブロック)
【これまでの取り組み】
国道195号が全線開通する好機を捉えて、小規模で不利な立地条件にある直販所を国道沿いに移転拡充するとともに飲食店を整備して、地域の多様な農産物の販売のほか、地域の農産物を使った加工品等の開発・販売を行うことにより、地域の農業者等に対して安定的な農産物販売先を提供することを目的にして平成26年4月にスタートしました。
オープン当初から、(株)なの工房が直販所「なの市」、カフェ「なのカフェ」の運営を行ってきましたが、経営状況は厳しく、平成30年1月、収益性の確保が困難なカフェ部門を切り離し、直販所の経営に注力するなど運営体制を見直し、経営の立て直しを図ってきました。
【経営力向上会議】
平成30年度より、(株)なの工房、JA長岡、南国市、高知県、専門家による経営力向上会議を定例(月1回)で開催し、直販所運営に注力した新体制の確立のための話合いを重ねてきました。産業振興アドバイザー制度の活用により、新体制に即した事業計画、資金繰り計画の見直しを行い、予実管理等の経営ノウハウを学び、経営は少しずつ安定してきています。
また、集客力アップのため、接客技術、店のレイアウト、イベント開催、生産者との関係構築等現場対応のノウハウについてもアドバイザーによる指導・助言を受けています。
【カフェ 畑の食堂Copan】
カフェについては、平成30年1月に(株)なの工房の運営から切り離した「なのカフェ」に替わり、地域の農産物を使ったメニューの提供という当初の事業目的に沿ったかたちで、平成30年7月に畑の食堂Copanを新しくオープンさせました。
畑の食堂Copanは、ロス野菜ゼロのために仕入れはなるべく産直市や生産者からのハネ野菜を仕入れ無駄なく調理し地元の野菜の美味しさを伝えていくことをコンセプトとしています。
【今後の展望】
なの市の経営状況は安定してきていますが、経営力向上会議、生産者会議、チーフ会を定着させ予実管理を徹底し、この状況を維持できる仕組みづくりを確立させていく必要があります。 集客面では、畑の食堂Copanのオープンにより、直販所の客層にも変化が見られ、新たな集客にも期待が持てる状況が生まれています。
今後は、JA、なの市、Copanが連携を深め、ながおか温泉とも一体感を演出し、わざわざ来たくなる直販所、カフェとして、誘客に努めていきます。
【地域支援企画員としての活動】
なの市の経営の安定化に向け、産業振興アドバイザー制度を紹介し、アドバイザーの派遣により経営の改善に繋げることが出来ました。また、定期的な会議に参加し、必要な助言、アドバイスなどを行ってきました。
直販所の運営は、天候にも左右され大変な面はありますが、なの市、畑の食堂Copanが、南国市のおいしい野菜を提供出来る場として、多くのお客さんに喜んでもらえるよう生産者、JA、なの市、Copanの連携をサポートしていきます。
【この記事に関するお問い合わせ】
南国市地域支援企画員 電話:088-864-6320
連絡先
住所: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 |
電話: | 企画調整担当 088-823-9333 |
成長戦略担当 088-823-9049 | |
地域産業担当 088-823-9334 | |
地方創生担当 088-823-9335 | |
ファックス: | 088-823-9255 |
メール: | 120801@ken.pref.kochi.lg.jp |