ワクチン接種の推進について

公開日 2022年02月19日

ワクチン接種に係る知事からのメッセージ

 コロナウイルスの感染者が連日200人を超え、その中でも、高齢者の感染が目立つ状況にあります。
 このため、中等症や重症患者の数や、病床占有率が高止まりしています。
 今、コロナ対策としてできることは、マスクや換気などの徹底した感染防止対策に加え、ワクチン接種です。
 1、2回目に接種したワクチンと、3回目のワクチンのメーカーが同じでも異なっていても、ワクチンの効果や副反応は同等であり、オミクロン株にも効果が認められています。
県民の皆さま方には、ワクチンの感染予防効果のメリットと副反応などのデメリットについて正しくご理解いただき、市町村から接種の案内が届きましたら、できるだけ早期にワクチン接種をお願いします。


高知県内におけるワクチン接種についてはこちら

※ワクチン接種は強制ではありません。職場や周りの方などに接種を強制することや、接種を受けていない人に対し、差別的な扱いをすることなどなく、冷静に行動していただくようにお願いします。

 

ワクチン接種の効果と副反応

(1)追加(3回目)接種についてオミクロン株に対する有効性
 【①発症予防効果】

  2回目接種の2~4週間後は65~70%であるが、25週間後までに10%程度まで低下します。
  追加接種の2~4週間後には60~75%まで回復すると報告されています。


 【②入院予防効果】
  2回目接種後14~179日は81%であるが、180日以降は57%まで低下します。
  追加接種後14日以降で90%まで回復すると報告されています。


 【③交互接種の効果と副反応】
  1・2回目接種でファイザーを接種した30歳以上の人を対象に、追加接種でファイザー又はモデルナを接種した時の抗体価は、どちらも接種から28日後の抗体価が有意に上昇したと報告されています。
  副反応は、1・2回目接種と同程度であり、交互接種と同種接種で差がなかったと報告されています。

  (第27回、第30回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より)
   ※交互接種とは、1・2回目と3回目で異なったメーカーのワクチンを接種すること。

   抗体値上昇


(2)1・2回目接種について(ファイザー社製ワクチンの場合)

【ワクチンの効果】
 2回接種を受けることで、未接種者と比して発症を予防する効果が約95%あります。
 また、初回(1回目、2回目)接種後、時間の経過に伴い、感染予防効果等は徐々に低下していくことが、様々な研究結果等から示唆されています。
 このため、感染拡大及び重症化予防の観点から、初回(1回目、2回目)接種を完了したすべての方に対して追加(3回目)接種の機会を準備することとしています。

【主な接種後の副反応など】
 ワクチンを接種後、数日以内に次のように症状が出る場合があります。
 またごくまれですが、接種直後に起きるアレルギー反応(アナフィラキシー)も報告されています。
 ※
国内でアナフィラキシーとして報告された割合 6件/100万回接種(出現率:約0.0006%)


数日以内に出る可能性がある主な症状とその割合

  痛み 頭痛 倦怠感 発熱(37.5℃以上)
1回目 92.6% 21.4% 23.2% 4.2%
2回目 89.5% 53.1% 68.9% 59.4%

出典:新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査)中間報告



・疲労や関節痛、発熱など、1回目より2回目の方が頻度が高くなる症状もあります。
・ほとんどの場合2~3日で軽快するので、過度の心配は不要です。
・アナフィラキシーが起こってもすぐに対応できるように接種会場や医療機関では適切な医療体制を整備しています。

この記事に関するお問い合わせ

高知県 総合企画部 広報広聴課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号(本庁舎2階)
電話: 広聴担当 088-823-9898
広報担当 088-823-9046
ファックス: 088-872-5494
メール: 080401@ken.pref.kochi.lg.jp
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