交通事故の事例−8.飲酒運転で同乗者を死亡させてしまった

公開日 2024年02月07日

事故事例集目次
1.自宅駐車場での事故 2.賠償金額が大幅に減額された自転車死亡事故 3.原付が駐車車両に衝突 4.薄暮時の高齢歩行者の事故 5.シートベルトは自分のためだけではありません 6.チャイルドシートの必要性
7.後部座席のシートベルトの必要性
(平成20年6月から全席シートベルトが義務化されました!)
8.飲酒運転で同乗者を死亡させてしまった 9.夜間の自転車事故 10.自転車が加害者となった事故 11.横断禁止場所を横断中に事故にあった 12.薄暮時の飛び出し事故


 

事故の概要

 A子さんは、スナックで出会ったB男さんとすっかり意気投合し、2人とも飲酒状態にもかかわらず、スナックを出た後A子さんの運転で、ドライブにでかけました。
 A子さんはハンドル操作を誤り、コンクリート擁壁に衝突する事故を起こしてしまいました。2人ともシートベルトをしておらず、この事故でB男さんは死亡し、A子さんは重傷を負いました。B男さんには、妻と幼いこどもがおり、B男さんの遺族からA子さんは多額の補償を求められました。

事故の原因

 飲酒運転をしなければ、防げた事故です。また、B男さんも飲酒の事実を知っていたのに運転をとめませんでした。
 また、2人ともシートベルトをしていなかったことが被害を大きくしました。

この事故から学ぶこと

 飲酒すると運転操作が不安定となるうえ、気が大きくなり、シートベルトをしなかったり、スピードを出し過ぎる傾向があります。
 また、飲酒運転で自損事故を起こした場合、運転者本人の治療費等は自動車保険から支払われません。被害者であるB男さんも、飲酒の事実を知って同乗したことにより、支払い額から一定の減額がされます。
 この事故にかかわらず、遺族から請求される補償額に、自動車保険から支払われる額が満たない場合もあり、双方とも交渉に多くの時間や労力が必要になります。

 

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