アフリカ豚熱関連情報(令和4年度)

公開日 2024年02月14日

1 県民の皆様へ

(1)国内における発生状況

・現在、発生は確認されていません。

・発生国からの旅客の携帯品(豚肉製品)から、アフリカ豚熱ウイルス遺伝子が検出されています。

詳しくは「農林水産省ホームページ(アフリカ豚熱について)」へ
詳しくは「動物検疫所ホームページ(アジアで発生しているアフリカ豚熱への対応について)」へ

 

(2)国外における発生状況

・中国において、平成30年8月3日に養豚場で本病の初発生が確認されました。
・韓国において、令和元年9月17日に養豚場で本病の初発生が確認されました。
・令和5年4月17日時点で、アジア17カ国(中国、韓国、北朝鮮、モンゴル、フィリピン、ベトナム、インドネシア、カンボジア、ミャンマー、ラオス、東ティモール、インド、マレーシア、ブータン、タイ、ネパール、シンガポール)で本病の発生が確認されています。

詳しくは「農林水産省ホームページ(アフリカ豚熱について)」へ
詳しくは「農林水産省ホームページ(韓国におけるアフリカ豚熱の発生状況)」へ

 

■外国に行かれる場合に注意していただきたいこと

・農林水産省は、アジアにおけるアフリカ豚熱の発生を踏まえて、動物検疫所での水際対策を徹底しています。

・地方空港を含め出国エリアや航空機内等における旅客への注意喚起のためのアナウンスを実施しています。

【具体的なアナウンスの内容(抜粋)】
発生国からの肉製品の持ち込みは禁止されていること

◆海外では、家畜を飼っている農場などへの立入は極力避けていただきたいこと

◆帰国時には、靴底消毒を受けていただきたいこと

◆やむを得ず海外で農場など畜産関連の施設に立ち寄ったり、ゴルフシューズなど土の付いた靴などを持っている人は、動物検疫所のカウンターに寄っていただきたいこと

詳しくは「農林水産省ホームページ(海外から日本の農場に来る方への情報)」へ新しいウィンドウで外部サイトを開きます
詳しくは「動物検疫所ホームページ(家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために から海外へ旅行される方へのお願いから)」へ
詳しくは「動物検疫所ホームページ(アジアで発生しているアフリカ豚熱への対応)」へ

 

2 現在の高知県の取組(令和4年度)

■畜産農家等への情報提供、注意喚起

文書通知

番号 文書日付 通知内容
令和4年4月14日 「豚熱経口ワクチンの野外散布実施に係る指針」及び「CSF野生イノシシ経口ワクチン空中散布の準備と実施の手引き」の改定について
2 令和4年4月14日 野生イノシシの豚熱検査における野外株とワクチン株の鑑別について
3 令和4年4月16日 豚熱及びアフリカ豚熱に感染し、又は感染したおそれのある野生イノシシの死体等の処理等について
4 令和4年4月21日 青森県・北海道における高病原性鳥インフルエンザの疑似菅地区の確認及び茨城県における豚熱の患畜の確認に伴う防疫対策の徹底について
5 令和4年4月25日 知事認定獣医師の認定について
6 令和4年4月26日 豚熱ウイルス感染拡大防止に係る捕獲・狩猟時の注意点について
令和4年4月27日 ゴールデンウィークにおける豚熱、アフリカ豚熱、口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ等の防疫対策の徹底について
令和4年5月18日 自衛隊の災害派遣に関する実態調査の結果(家畜伝染病への対応に関して)に基づく勧告について
令和4年5月20日 岩手県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認に伴う飼養衛生管理の徹底について
10 令和4年7月21日 夏期休暇期間中におけるアフリカ豚熱、口蹄疫、豚熱等の防疫対策の徹底について
11 令和4年8月15日 家畜の死体の埋却に供する土地に係る農地転用許可制度の運用について
12 令和4年10月5日 飼養衛生管理基準遵守指導の手引きの改訂について
13 令和4年10月11日 家畜の飼養に係る衛生管理の状況等に関する各種様式について
14 令和4年12月9日 農林水産省鳥インフルエンザ・豚熱・アフリカ豚熱合同防疫対策本部における農林水産大臣発言を踏まえた防疫対策の徹底について
15 令和4年12月23日 年末年始等に向けたアフリカ豚熱・豚熱・口蹄疫・高病原性鳥インフルエンザ等に関する防疫対策の徹底について

 

■高知県の対応

■発生予防対策

①情報提供、注意喚起
農業ネット等により生産者や関係者への発生状況の速やかな情報提供
・農場出入口や農場に出入りする車両や人の消毒の徹底など、飼養衛生管理基準の遵守によるウイルスの侵入防止対策の徹底
・豚に異常が認められた場合の県への早期届出の徹底

②農場立入検査

・県内の全養豚場(15戸)に対して立入検査を実施(異常なし)

・子豚の導入など発生県との関連なし

・食肉センター(2か所)における車両消毒の徹底

 

③防護柵の設置

・アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業を活用し、全養豚農家を対象に野生イノシシの侵入防止柵を整備(補助率 1/2、事業実施主体は高知県養豚協会)

・令和元年度に県内の養豚農場で設置

 

④高知龍馬空港における靴底消毒など

(国内線)

・靴底消毒マットを常設しています。

高知龍馬空港における靴底消毒の実施[PDF:172KB]

 

(国際チャーター便)
・高知龍馬空港には国際定期便の就航はありませんが、これまでに高知と台湾を結ぶチャーター便の就航がありました。
・農林水産省動物検疫所では、高知龍馬空港に海外からの臨時便などが到着した際には、乗客が通る場所に、靴底消毒用のマットを敷いています。
・海外から肉製品を持ってきてしまった方、海外で家畜関連施設に立ち入った方、土の着いた衣服や靴などを持っている方は動物検疫カウンターに申し出てください。
高知龍馬空港における靴底消毒風景など[PDFファイル/1.04MB]

   

■高知県内における死亡した豚や野生イノシシの検査実施状況(令和元年10月15日~)

 豚:120頭検査し、すべて陰性でした。(令和5年3月31日時点)
 死亡野生イノシシ:20頭検査し、すべて陰性でした。(令和5年3月31日時点)
 捕獲野生イノシシ:336頭検査し、すべて陰性でした。(令和5年3月31日時点)
 

 

 

3 畜産農家の皆様へ

■アジアでのアフリカ豚熱の発生への対応について

・畜産農家(特に、豚及びいのししの所有者)の皆様におかれましては、農場出入口での消毒の実施等の飼養衛生管理基準の遵守徹底により、農場へのアフリカ豚熱ウイルスの侵入防止に万全を期していただくようお願いします。

 

■外国に行かれる場合に注意していただきたいこと

・これまでもお願いしてきましたが、アフリカ豚熱等の家畜伝染病が発生している国々を訪問した際には、家畜を飼育している農場などへの立ち入りは極力避けるようにしてください。

・また、やむを得ず農場などの畜産関連施設へ立ち入ったり、家畜に接触した場合には、病原体が人や物に付着しているおそれがありますので、帰国時に動物検疫所のカウンターにお立ち寄りください。

・家畜の健康観察を毎日行い、異常の早期発見・早期通報に努めてください。

・家畜の管理者以外の者の農場敷地内への出入りを原則禁止してください。やむを得ず農場内に入場させる際には、海外渡航歴や他の農場への訪問履歴を確認した上で、問題がない場合にのみ許可してください。

・農場の敷地および畜舎の消毒を徹底してください。グルタールアルデヒド、逆性石けん、市販のビルコンなどは有効です。

・敷地や畜舎に入退場する人、車については、出入りの記録を徹底することや、その際に消毒(靴底、タイヤ、足元マットなど)を徹底してください。グルタールアルデヒド、逆性石けん、市販のビルコンなどの踏込消毒槽は有効です。

 

■飼養衛生管理の徹底(清掃、消毒、部外者の立入制限など)をお願いします。

 詳しくは、飼養衛生管理基準に関するパンフレット(畜種別)をご覧ください。

 飼養衛生管理基準(豚、いのしし)(令和3年9月)[PDF:238KB]

 

・家畜の健康観察を毎日行い、異常の早期発見・早期通報に努めてください。
・家畜の管理者以外の者の農場敷地内への出入りを原則禁止してください。やむを得ず農場内に入場させる際には、海外渡航歴や他の農場への訪問履歴を確認した上で、問題がない場合にのみ許可してください。
・農場の敷地および畜舎の消毒を徹底してください。消石灰の散布などは有効です。
・敷地や畜舎に入退場する人、車については、出入りの記録を徹底することや、その際に消毒(靴底、タイヤ、足元マットなど)を徹底してください。消石灰の踏込槽や塩素系薬剤の噴霧などは有効です。
生肉を含み、又は含む可能性がある飼料を給与する場合は、加熱処理(攪拌しながら摂氏90度以上で60分間以上又はこれと同等以上の効果を有する方法等)が適切に行われたものを用いるようにしましょう。また、加熱後の飼料が加熱前の原材料等により交差汚染しないよう必要な措置等を講じましょう。
死亡家畜の処理までの間、野生動物に荒らされないようシートをかぶせたりするなど適切に保管するようにしましょう。また、保管場所への野生動物の侵入を防止するための措置を講じましょう。
畜舎の飼料保管場所、給餌施設及び給水設備に野生動物の排せつ物等が混入しないよう必要な措置を講じましょう。

 

■飼養する家畜の異常に気がついたら、すぐに産業動物獣医師または最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。

・家畜の健康観察を毎日行い、異常の早期発見・早期通報に努めてください。

・飼養する家畜の異常に気がついたら、すぐに産業動物獣医師または最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。

 

4 家畜保健衛生所連絡先

 
家畜保健衛生所名 住所 電話番号
 中央家畜保健衛生所  土佐市高岡町乙3229   088-852-7730
   田野支所  安芸郡田野町903-8   0887-38-2543
   香長支所  香美市土佐山田町加茂777   0887-52-3069
   嶺北支所  土佐郡土佐町田井1370-7   0887-82-0054
 西部家畜保健衛生所  四万十市具同相の沢5208   0880-37-2148
   高南支所  高岡郡四万十町榊山町2-12   0880-22-1124
   檮原支所  高岡郡梼原町檮原1629   0889-65-0392

 

5 過去の高知県の取組

【高知県の取組(令和3年度)】
【高知県の取組(令和2年度)】
【高知県の取組(平成31年度/令和元年度)】
【高知県の取組(平成30年度)】

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 農業振興部 畜産振興課

所在地: 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号
電話: 総務担当 088-821-4551
酪肉振興担当 088-821-4810
経営流通担当 088-821-4522
衛生環境担当 088-821-4553
食肉センター整備準備室 088-821-4565
ファックス: 088-821-4578
メール: 160901@ken.pref.kochi.lg.jp

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