公開日 2016年11月04日
~南海トラフ巨大地震等に備えた県・市町村職員向けの行動手順を策定しました~
高知県では、「命を守る」対策として最優先で取り組んでいる避難路・避難場所などの津波避難空間の整備に加え、助かった「命をつなぐ」ための応急期の対策について、平成26年度から、本格的に取り組んでいます。
その中で、土木部では南海トラフ巨大地震等による大震災発生後、迅速に都市計画区域における都市基盤の復興を図るため、高知県震災復興都市計画指針【手続き編】を策定しました。
この指針【手続き編】では、東日本大震災の教訓や、最新の科学的知見に基づいた新たな想定を踏まえ、被災直後の初動体制の確立(被災調査)から建築制限の実施、都市計画決定等までの流れや留意点などを整理し、県・市町村職員が的確かつ速やかに行動できるよう手順を明確にしました。
更に、迅速かつ円滑な都市の復興を可能とするためには「事前の準備」が重要と考え、平時から各地域(市町村)において甚大な被害を想定し、地域住民と合意形成を図りながら、よりよい復興を実現するために不可欠な「事前の復興」の取組についても記載しました。
なお、平成27年度は引き続き【計画編】の策定に取組みます。本指針を活用した「模擬訓練の実施」により、県・市町村職員連携による復興体制の強化や復興まちづくりを進める職員の対応力向上を目指します。
■スケジュール
・平成26年度 指針【手続き編】の策定
(被災調査から建築制限、都市計画決定等まで行動手順)
・平成27年度 指針【計画編】の策定
(復興事業メニュー、法的な課題など)
・平成28年度以降 指針に基づく「模擬訓練」の実施
■高知県震災復興都市計画指針(概要版)
■高知県震災復興都市計画指針【手続き編】
高知県震災復興都市計画指針【手続き編】(平成27年3月)[PDF:10MB]
はじめに
第1章 高知県震災復興都市計画指針【手続き編】の概要
第2章 第一次建築制限
第3章 第二次建築制限【または災害危険区域による制限】
第4章 地区の復興まちづくり
第5章 県・市町村職員行動手順
■その他(県・市町村職員行動手順票と各種様式)
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