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特集 未来につなぐ高知の道
 道路は、県民の皆さまの命と暮らしを守る、なくてはならない社会基盤です。道路が整備され、地域間が安全に短時間で結ばれると、人や物の交流がより活発になります。
 県では、道路をつくる予算を増額し、四国4県を「8」の字でつなぐ高速道路網「四国8の字ネットワーク」から、皆さまの生活に密着した道路まで、「命の道」となる道路整備を進めています。
 今回の特集では、県内の道路整備の状況や、道路が皆さまの暮らしにもたらすさまざまな効果についてご紹介します。

整備が進む高知の道

東西に延びる「四国8の字ネットワーク」

県内の「四国8のじネットワーク」の整備の推移 H20[整備済延長:88km、整備率:34%]H21[整備済延長:97km、整備率:37%]H22[整備済延長:97km、整備率:37%]H23[整備済延長:109km、整備率:42%]H24[整備済延長:109km、整備率:42%]H25[整備済延長:127km、整備率:49%]H26[整備済延長:129km、整備率:50%]H27[整備済延長:136km、整備率:52%]H28[整備済延長:140km、整備率:54%]今後4年間で31kmが開通!※すべて4月1日現在
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 県では、四国の道路網の骨格となる「四国8の字ネットワーク」について、事業中の区間の整備を着実に進めるとともに、窪川佐賀道路や安芸道路をはじめとする未着手区間の早期事業化に向け取り組んでいます。
開通予定の自動車道 平成24年度開通予定:中土佐~窪川…14.8km、香南かがみ~香南やす…2.9km 平成25年度開通予定:香南のいち~香南かがみ…2.2km 平成26年度開通予定:高知南~高知東…4.7km、大山道路…2.0km 平成27年度開通予定:高知東~高知空港…4.1km
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 窪川佐賀道路については、全区間の事業に着手できるよう、国において準備が進められています。事業化が決定となれば「四国8の字ネットワーク」の完成に向け、大きな一歩となります。

地域の実情に応じた道路整備

1.5車線的道路の整備状況 H18[整備延長(事業費による換算値):44km] H19[整備延長(事業費による換算値):54km] H20[整備延長(事業費による換算値):66km] H21[整備延長(事業費による換算値):82km] H22[整備延長(事業費による換算値):91km] H23[整備延長(事業費による換算値):100km] 5年間で2.3倍の100kmに!※すべて4月1日現在
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 高速道路以外についても、限られた予算の中で一刻も早く、皆さまの暮らしに必要な道路を整備できるような取り組みを進めています。その1つに、地域の実情に応じて、2車線整備・1車線整備・待避所設置などを組み合わせた「1・5車線的道路整備」があります。

中山間の道路も安全に

 急峻な山間を通る道路が多い高知県では、一定の雨量を超えると通行を規制する区間が県内の道路(総延長)の27%もあります。これは全国4位の高い割合です。
 県では、大雨や積雪による通行止めができるだけ少なくなるよう、道路の改良や見通しが悪い区間の解消、落石対策などに取り組んでいます。また、カーブが連続している見通しの悪い道路には、対向車が来ていることを電光掲示板でお知らせする「中山間道路走行支援システム」を設置するなど、道路利用者の安全・安心を確保する取り組みを進めています。

道路整備の効果

南海地震から命を守る

 東日本大震災が発生した際、高速道路は震災後1日で復旧し、救急搬送や緊急支援物資の輸送に活躍しました。また、津波をせき止める堤防や津波から逃げる緊急避難場所としても機能しました。
 県では、南海地震による被害を最小化するためにも、地震による揺れと津波に強い「命の道」の整備を加速化しています。

救急搬送も迅速に

高知医療センターへの到達圏域が拡大することを示したグラフと地図 緊急医療60分圏域人口の推移 整備前[625,291]→高知南国道路整備後[645,639]約2万人増 →高知東部自動車道整備後[657,377]約1.2万人増 高知東部自動車道の整備により、高知~安芸間が約40分短縮 高知南国道路の整備により、緊急医療60分圏域が拡大、圏域人口が2万人増加 南国安芸道路の開通により、圏域人口が1.2万人増加
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 安全な道路整備が進むと、確実かつ短時間で救急医療施設へ搬送することができるようになるため、多くの命を救うことにもつながります。

広域観光ネットワーク

道路の整備により短縮される移動時間について表した地図 徳島県阿南市-高知県安芸市間[現在:3時間、8の字整備後:1時間50分]安芸市-高知市間[現在:1時間13分、8の字整備後:34分]高知市-四万十市間[現在:2時間、8の字整備後:1時間30分]高知県四万十市-愛媛県宇和島市間[現在:1時間50分、8の字整備後:1時間10分]
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 道路の整備により移動時間が短縮されると、観光施設やイベントに行きやすくなるのはもちろんのこと、その周辺にも足を延ばす時間的余裕も生まれ、より広い範囲で観光を楽しんでいただくことができるようになります。また、地域間の交流が活発になり、たくさんの観光客が集まることによって、各地域の魅力を強化していくことにもつながります。

県産品の販路拡大

8の字整備後の宿毛市を基点とした6時間圏域の拡大図
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 「四国8の字ネットワーク」が完成すると、県の最西端である宿毛市から6時間で移動できるエリアが、近畿や山陰方面まで広がります。これらの地域にも、朝どれの新鮮な食材をその日のうちに届けることができるようになるため、さらなる販路拡大が期待できます。
 高速道路をはじめとする道路ネットワークが整備されると、産業振興や周遊観光の可能性が広がり、県経済全体の底上げにつながります。そして、何よりも県民の皆さまの安全・安心を確保する「命の道」となります。
 県では、今後延びていく道路の整備効果を最大限に活かし、産業振興のための地域の活動や、より多くの方々への高知県の魅力の発信など、県勢浮揚に向けた取り組みを市町村や県民の皆さまと連携しながら進めていきます。

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