公開日 2023年11月17日

令和４年度高知県立あき総合病院指標

年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	51	9	36	86	64	117	334	677	755	344

　当院は、高知県東部の安芸保健医療圏にある県立病院として、地域密着型の総合病院を目指しています。安芸保健医療圏は高知県にある他の医療圏と比べて人口が最小であり、最も高齢化が進んでいます。
　令和４年度はCOVID-19の影響があるものの、DPC対象入院患者数は大きく減少した前年度から2.8％回復しています。

診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）qi02_clinical_departments_top5[TSV：6KB]

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症手術なし	61	19.33	13.61	8.20	82.44
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等2なし	55	25.91	21.11	20.00	84.35
050130xx9900x0	心不全手術なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外	24	24.08	17.54	8.33	83.92
080010xxxx0xxx	膿皮症手術・処置等1なし	24	24.67	13.5	8.33	81.21
100380xxxxxxxx	体液量減少症	18	30.67	11.15	11.11	84.56

　腎臓または尿路の感染症に分類される尿路感染症や、加齢による嚥下機能や免疫力の低下等が主な原因となる誤嚥性肺炎の罹患者が多くなっています。
　また、膿皮症といった細菌感染症を罹患した患者も多く対応しています。

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050050xx9910x0	狭心症、慢性虚血性心疾患手術なし手術・処置等1 - １あり手術・処置等2なし重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外	91	3.08	3.04	0.00	74.16
050050xx0200xx	狭心症、慢性虚血性心疾患経皮的冠動脈形成術等手術・処置等１なし、１，２あり手術・処置等２なし	51	6	4.26	0.00	74.49
050210xx97000x	徐脈性不整脈手術あり手術・処置等１なし、１，３あり手術・処置等２なし定義副傷病名なし	33	10.24	9.89	3.03	84
050130xx9900x0	心不全手術なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外	26	28.73	17.54	3.85	84.12
050030xx97000x	急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞その他の手術あり手術・処置等1なし、１あり手術・処置等2なし定義副傷病なし	17	16.71	11.59	5.88	66.24

　狭心症や慢性虚血性心疾患症例に対し、カテーテル検査やカテーテル治療を目的とした患者が多くなっています。また、心不全の患者や房室ブロック患者にペースメーカー移植術を行った症例数も多くあります。
　侵襲が少ない検査や治療を行う症例が多いことから平均在院日数が短く、検査・治療後も引き続き当院外来にて対応する患者が多くいます。

呼吸器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx9900xx	肺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし	12	22	13.49	0.00	81.6
040110xxxxx0xx	間質性肺炎手術・処置等2なし	12	30.25	18.57	16.67	74.58
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等2なし	-	-	21.11	-	-
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症手術なし	-	-	13.61	-	-
040040xx99100x	肺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等1 - １あり手術・処置等2なし定義副傷病なし	-	-	3.11	-	-

　間質性肺炎で入院された患者が多くなっています。入院後に再燃等で治療が長期化する症例もありますが、経過に注意し早期回復治療にあたっています。また、肺の悪性腫瘍に対する緩和ケアでの入院にも対応しています。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
140010x199x0xx140010x299x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（2500g以上）手術なし手術・処置等2なし	35	8.09	6.13	0.00	0
140010x299x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（1500g以上2500g未満）手術なし手術・処置等2なし	-	-	10.92	-	-
060380xxxxx0xx	ウイルス性腸炎手術・処置等2なし	-	-	5.7	-	-
040070xxxxx0xx	インフルエンザ、ウイルス性肺炎手術・処置等2なし	-	-	5.56	-	-
040090xxxxxxxx	急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）	-	-	5.89	-	-

　低出生体重児の体調変化や経過管理を主としています。その他、腸炎や肺炎、気管支炎といった小児の急性期疾患に対する入院治療も行っています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060035xx99x6xx	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍手術なし手術・処置等2 - ６あり	86	5.21	4.44	0.00	74.07
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	38	3.92	4.59	0.00	74.58
090010xx99x40x	乳房の悪性腫瘍手術なし手術・処置等2 - ４あり定義副傷病なし	22	3.36	3.66	0.00	65.68
090010xx010xxx	乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等手術・処置等1なし	18	19	9.99	0.00	72.33
060210xx99000x	ヘルニアの記載のない腸閉塞手術なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし定義副傷病なし	15	9.53	9	6.67	73.2

　結腸の悪性腫瘍や乳房の悪性腫瘍に対し化学療法を行った症例が多く、鼠径ヘルニアや乳房の悪性腫瘍で手術を実施した症例も多くあります。次いで腸閉塞の保存療法を行った症例、胆嚢結石などに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った症例となっています。
　鼠径ヘルニアを患った多くの患者は、手術後に早期退院し、当院外来にて対応しています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術　肩、股等	84	35.98	26.42	65.48	83.71
160610xx01xxxx	四肢筋腱損傷靱帯断裂形成手術等	19	37.84	16.41	0.00	66
160690xx99xxxx	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）手術なし	19	24.11	20.09	52.63	79.89
160980xx99x0xx	骨盤損傷手術なし手術・処置等2なし	13	26	19.98	38.46	79.54
07040xxx01xxxx	股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）人工関節再置換術等	12	42.17	20.14	41.67	78.92

　股関節・大腿近位の骨折と、胸椎腰椎以下骨折損傷での緊急入院が多く、患者の多くが女性です。退院後の転院割合が高い理由は、急性期治療を当院で行い、その後の回復期・慢性期治療を専門の医療機関で行うためですが、COVID-19の影響で転院調整に時間がかかることも多く、前年度より転院割合は減少しています。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）手術なし手術・処置等1なし手術・処置等2 - ４あり定義副傷病なし重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2	34	15.18	15.97	26.47	71.15
010040x099000x	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）手術なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし定義副傷病なし	16	24.19	19.58	56.25	78.5
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷手術なし手術・処置等2なし定義副傷病なし	14	19	8.54	14.29	80.36
160100xx97x00x	頭蓋・頭蓋内損傷その他の手術あり手術・処置等2なし定義副傷病なし	12	10.33	10.14	0.00	81.42
010060x2990201	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）手術なし手術・処置等1なし手術・処置等2 - ２あり定義副傷病なし重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2	-	-	16.01	-	-

　脳梗塞や頭蓋内損傷等で救急搬送された罹患者を多く受け入れており、主要な手術は硬膜下血腫穿孔洗浄術です。脳卒中地域連携パスを使用して他医療機関と情報連携を行っています。治療後の患者の一部は、安芸保健医療圏の内外にある医療機関等へ転院しているため、転院割合が高くなっています。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110070xx03x0xx	膀胱腫瘍膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術手術・処置等2なし	11	7.45	6.85	0.00	71.09
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症手術なし	-	-	13.61	-	-
11013xxx97xxxx	下部尿路疾患その他の手術あり	-	-	10.78	-	-
110080xx991xxx	前立腺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等1あり	-	-	2.45	-	-
11013xxx04xxxx	下部尿路疾患膀胱結石、異物摘出術　経尿道的手術等	-	-	5.16	-	-

　膀胱の悪性腫瘍に対して、尿道から手術用内視鏡を挿入し病巣部を電気メスで切除する、経尿道的膀胱悪性腫瘍手術を行うために入院する患者が最も多くなっています。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030240xx99xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎手術なし	13	6	5.69	7.69	46.92
030380xxxxxxxx	鼻出血	12	6.58	5.34	25.00	77.58
030390xx99xxxx	顔面神経障害手術なし	-	-	8.81	-	-
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎	-	-	6.23	-	-
030428xxxxxxxx	突発性難聴	-	-	8.56	-	-

　急性扁桃炎や扁桃周囲膿瘍、急性咽頭炎の症例が多く、通常は外来通院によって治療を行いますが、重症例に対しては入院での抗菌薬治療を行います。また、顔面神経障害も通常は外来通院による加療を行いますが、重症の場合は高用量ステロイド治療を行うため入院での治療を行い、慢性副鼻腔炎の入院患者には内視鏡下手術も行う場合があります。

産婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
120180xx01xxxx	胎児及び胎児付属物の異常子宮全摘術等	13	9.92	9.38	0.00	33.69
120260x001xxxx	分娩の異常（分娩時出血量2000ml未満）子宮破裂手術等	13	10.69	9.37	0.00	31.85
120170x199xxxx	早産、切迫早産（妊娠週数34週未満）手術なし	-	-	20.78	-	-
120200xx99xxxx	妊娠中の糖尿病手術なし	-	-	5.25	-	-
120170x099xxxx	早産、切迫早産（妊娠週数34週以上）手術なし	-	-	7.23	-	-

　母体および胎児の状況により帝王切開を行った患者が最も多く、胎児を早く娩出させる必要がある場合や、過去に子宮手術や帝王切開術を行ったことがある場合に行います。当院は、東部地域で唯一の分娩施設で、高知大学医学部附属病院産婦人科と連携し、ハイリスク妊娠の早期発見に務めています。
　なお、正常分娩での自費診療や、正常分娩から帝王切開に切り替えた場合は、集計対象外となっています。

初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数qi03_uicc_type[TSV：120Bytes]

	初発					再発	病期分類基準（※）	版数
	Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明	再発	病期分類基準（※）	版数
胃癌	1	0	3	4	3	29	1	15
大腸癌	1	5	7	3	3	113	1	9
乳癌	4	8	4	0	4	38	1	18
肺癌	0	0	1	5	12	27	1	8
肝癌	0	0	0	0	0	2	1	6

※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約

■胃癌
　主な診療科は、消化器内科、外科です。早期癌では内視鏡的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。外科的手術も行います。
■大腸癌
　主な診療科は消化器内科、外科です。治療は、外科的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対して化学療法を行います。上皮内癌に対しては内視鏡的治療も実施しています。がんの初発においては、前年度に引き続き5大癌の中で、最も多い症例です。
■乳癌
　主な診療科は外科です。化学療法、外科的手術及び術後の内分泌療法を行っています。
■肺癌
　主な診療科は、呼吸器内科・外科です。検査では入院での気管支鏡検査を行っています。治療は外科的手術、化学療法を行います。
■肝癌
　主な診療科は、消化器内科です。治療は主に術後の経過観察などを行っています。化学療法の治療も行っています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等qi04_com_acquired[TSV：88Bytes]

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	4	9.25	66
中等症	36	11.83	77.58
重症	10	35.8	81.9
超重症	5	27.6	82
不明	0	0	0

　市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎です。ただし、在宅で介護を受けている寝たきりの高齢者や介護福祉施設の入居者、誤嚥を繰り返す患者に発症した肺炎などは医療・介護関連肺炎に分類されるため、市中肺炎からは除外されます。
　病院指標では、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム（A-DROPシステム）を用いて重症度が分類されており、当院では市中肺炎全体のうち、中等症から重症の患者が75％以上、超重症の患者が８％以上を占めています。

脳梗塞の患者数等qi05_ci_icd10[TSV：59Bytes]

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	112	23.4	77.08	34.82
その他	11	19.64	79.64	27.27

　脳梗塞は、脳内小動脈病変が原因の「ラクナ梗塞」、頚部から頭蓋内の比較的大きな動脈のアテローム硬化が原因の「アテローム血栓性脳梗塞」、心疾患による「心原性脳塞栓症」に大別され、当院では脳梗塞発症から3日以内の患者が脳梗塞全体の約98％を占めています。
　転院率が前年度より低い理由は、地域連携パスを使用した地域連携機関との転院調整が、COVID-19の影響で滞っていたためです。

診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）qi06_ope_days_top5[TSV：2KB]

循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術　その他のもの	45	2.64	2.53	0.00	76.67
K5972	ペースメーカー移植術　経静脈電極の場合	24	2	11.63	4.17	84.25
K597-2	ペースメーカー交換術	11	1.64	6.55	9.09	83.82
K5463	経皮的冠動脈形成術　その他のもの	10	6.7	2.6	0.00	73
K5491	経皮的冠動脈ステント留置術　急性心筋梗塞に対するもの	-	-	-	-	-

　主に狭心症の罹患者に経皮的冠動脈ステント留置術を行い、房室ブロックや洞不全症候群等の罹患者にペースメーカー移植術を行っています。
　経皮的冠動脈ステント留置術は、患者への侵襲が少ないカテーテル治療であるため、平均術後日数が短くなっています。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K6335	ヘルニア手術　鼠径ヘルニア	38	0.71	2.21	74.58
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置	21	0.1	8	71.38
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	17	0.94	3.29	69.12
K4765	乳腺悪性腫瘍手術　乳房切除術（腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの）・胸筋切除を併施しないもの	13	2.31	15.08	70.23
K7193	結腸切除術（全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術）	12	6.5	24.58	76.67

　鼠径ヘルニア手術が最も多く、令和２年度の水準まで患者数が回復しています。腹腔鏡下胆嚢摘出術と抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入植込型カテーテル設置の患者数は、前年度と比較して増加しています。なお、外科手術を行った患者を転院する割合が少ないこともあって、平均術後日数は前年度と比較して大きな変化はありません。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術	63	2.02	35.24	65.08	83.41
K0462	骨折観血的手術	28	2.68	24.64	3.57	71.71
K0821	人工関節置換術	25	2.6	35.56	28.00	79.12
K0811	人工骨頭挿入術	24	3.38	28.67	58.33	83.29
K080-31	肩腱板断裂手術　簡単なもの	16	2.19	37.69	0.00	69.69

　大腿骨骨折に対する手術が整形外科で行う手術の多くを占めています。術後は早期リハビリを行いながら、転院先の医療機関や施設等と情報を共有し退院できるよう取り組んでいますが、COVID-19の影響で転院調整が難しくなり、平均術後日数が大きく伸びています。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	11	0.36	14.82	9.09	81.55
K178-4	経皮的脳血栓回収術	-	-	-	-	-
K609-2	経皮的頸動脈ステント留置術	-	-	-	-	-
K1771	v脳動脈瘤頸部クリッピング　１箇所	-	-	-	-	-
K080-31	肩腱板断裂手術　簡単なもの	-	-	-	-	-

　慢性硬膜下血腫は、外傷などが原因となって慢性的に硬膜下に血腫が貯留する疾患です。治療には頭蓋骨に小さな穴を開け、その穴からドレナージチューブを挿入して血腫を排出します。令和４年度はCOVID-19の影響で前年度と比較して転院割合が大きく減少し、代わりに平均術後日数が増加しています。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用）	10	2.7	3.9	0.00	70.6
K797	膀胱内凝血除去術	-	-	-	-	-
K7981	膀胱結石、異物摘出術（経尿道的手術）	-	-	-	-	-
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	-	-	-	-	-
K800-2	経尿道的電気凝固術	-	-	-	-	-

　膀胱の悪性腫瘍に対して、尿道から手術用内視鏡を挿入し、病巣部を電気メスで切除する、経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が最も多くなっています。

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8981	帝王切開術　緊急帝王切開	18	2.28	7.83	0.00	32.94
K8982	帝王切開術　選択帝王切開	15	1.73	8.07	0.00	32.87
K9062	子宮頸管縫縮術	-	-	-	-	-
K861	子宮内膜掻爬術	-	-	-	-	-
K9091ｲ	流産手術（妊娠１１週まで）（手動真空吸引法）	-	-	-	-	-

　骨盤位、既往帝切後妊娠での帝王切開術が最も多くなっています。

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）qi07_dic_rate[TSV：302Bytes]

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	0	0
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	2	0.48
180010	敗血症	同一	3	0.52
180010	敗血症	異なる	2	0.49
180035	その他の真菌感染症	同一	3	0.46
180035	その他の真菌感染症	異なる	1	0.59
180040	手術・処置等の合併症	同一	3	0.46
180040	手術・処置等の合併症	異なる	0	0

　敗血症は、感染症によって重篤な臓器障害が引き起こされた状態と定義されています。敗血症に罹患した患者のすべては緊急入院されています。

更新履歴

R5.11.17
　　　訂正
R5.9.22: 作成

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令和４年度 高知県立あき総合病院 病院指標の公表

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