第2次基本集計による高知県の結果概要
1 労働力状態
2 産業
3 従業上の地位
第2次基本集計による高知県の結果概要
1 労働力状態
—労働力人口は41万6千人、労働力率は59.3%—
平成12年10月1日現在の15歳以上人口70万人のうち,就業者は39万4千人、完全失業者は2万2千人で、この両者を合わせた労働力人口は41万6千人となり、15歳以上人口に占める割合(労働力率)は、59.3%となっている。一方、経済活動に従事していない非労働力人口は27万5千人で15歳以上人口の39.2%を占めている。
15歳以上人口に占める労働力人口の割合(労働力率)は、昭和30年以降おおむね減少傾向にあり、前回は0.5ポイント増加したが今回は平成7年に比べ3.4ポイント減少した。また、男性の労働力率は70.2%、女性の労働力率は49.9%で、平成7年に比べ男性は5.0ポイント、女性は1.9ポイントそれぞれ低下している。
年齢(5歳階級)別に労働力をみると男は25歳から54歳の各階級で90%以上と高く、女は結婚・出産・育児のライフステージに影響を受け、20〜29歳と40〜49歳の2つのピークを持つM字型となっている。
また、労働力人口に占める完全失業者の割合(完全失業率)は、5.3%で平成7年に比べ0.1ポイント減少した。
表1 労働力状態(3区分)
年 次 |
総 数
(15歳以上人口) |
労 働 力 人 口 |
非労働力
人 口 |
労働力率 |
非労働力率 |
完全失業率 |
総 数 |
就業者 |
完全失業者 |
昭和30年 |
598,959 |
428,765 |
420,676 |
8,089 |
170,194 |
71.6 |
28.4 |
1.9 |
35年 |
601,514 |
423,903 |
420,169 |
3,734 |
177,519 |
70.5 |
29.5 |
0.9 |
40年 |
612,659 |
410,182 |
399,510 |
10,672 |
202,243 |
67.0 |
33.0 |
2.6 |
45年 |
614,891 |
424,350 |
413,429 |
10,921 |
190,517 |
69.0 |
31.0 |
2.6 |
50年 |
634,881 |
415,904 |
399,550 |
16,354 |
218,977 |
65.5 |
34.5 |
3.9 |
55年 |
656,896 |
431,857 |
414,404 |
17,453 |
223,814 |
65.7 |
34.1 |
4.0 |
60年 |
669,926 |
427,768 |
403,909 |
23,859 |
240,481 |
63.9 |
35.9 |
5.6 |
平成 2年 |
677,503 |
421,527 |
401,535 |
19,992 |
254,593 |
62.2 |
37.6 |
4.7 |
7年 |
690,175 |
432,453 |
409,277 |
23,176 |
256,484 |
62.7 |
37.2 |
5.4 |
12年 |
700,779 |
415,896 |
393,820 |
22,076 |
274,744 |
59.3 |
39.2 |
5.3 |
2 産 業
—第1次産業12.8%、第2次産業22.3%、第3次産業64.3%—
平成12年の15歳以上就業者39万4千人を産業3部門別にみると、第1次産業は5万1千人で、就業者総数に占める割合は12.8%、第2次産業は8万8千人で22.3%、第3次産業は25万3千人で64.3%となっている。
また、産業3部門別構成比の推移をみると、第1次産業の縮小、第3次産業の拡大が続く一方、第2次産業は横ばいとなっている。
産業大分類別にみると、「サービス業」が最も多く11万4千人で就業者総数の29.0%を占め、次いで「卸売・小売業、飲食店」が9万人で22.8%、以下「建設業」が4万7千人で12.0%、「農業」が4万2千人で10.6%、「製造業」が4万で10.1%と続いている。
表2 産業(大分類)別15歳以上就業者数
年 次 |
総 数 |
第 1 次 産 業 |
第 2 次 産 業 |
総数 |
農業 |
林業 |
漁業 |
総数 |
鉱業 |
建設業 |
製造業 |
昭和60年 |
403,909 |
80,162 |
64,018 |
4,557 |
11,587 |
89,675 |
1,186 |
40,707 |
47,782 |
平成 2年 |
401,535 |
67,037 |
53,261 |
3,877 |
9,899 |
93,552 |
983 |
42,546 |
50,023 |
平成 7年 |
409,277 |
60,691 |
49,385 |
3,142 |
8,164 |
95,471 |
935 |
47,102 |
47,434 |
平成12年 |
393,820 |
50,512 |
41,908 |
2,447 |
6,157 |
87,827 |
885 |
47,313 |
39,629 |
(%) |
(100) |
(12.8) |
(10.6) |
(0.6) |
(1.6) |
(22.3) |
(0.2) |
(12.0) |
(10.1) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
年 次 |
第 3 次 産 業 |
分類不能 |
総数 |
電気・ガス
・熱供給
・水道業 |
運輸
・
通信業 |
卸売・
小売業、
飲食店 |
金融
・
保険業 |
不動産業 |
サービス業 |
公務 |
昭和60年 |
233,198 |
2,091 |
20,273 |
90,854 |
10,582 |
1,890 |
90,774 |
16,734 |
874 |
平成 2年 |
239,749 |
1,971 |
19,393 |
90,830 |
11,383 |
2,351 |
97,614 |
16,207 |
1,197 |
平成 7年 |
251,874 |
2,152 |
19,341 |
91,919 |
11,064 |
2,377 |
108,768 |
16,253 |
1,241 |
平成12年 |
253,065 |
1,962 |
18,691 |
89,603 |
9,829 |
2,411 |
114,081 |
16,488 |
2,416 |
(%) |
(64.3) |
(0.5) |
(4.7) |
(22.8) |
(2.5) |
(0.6) |
(29.0) |
(4.2) |
(0.6) |
3 従業上の地位
—雇用者27万8千人—
平成12年の就業者を従業上の地位別にみると、雇用者は27万8千人で就業者総数の70.6%を占め、自営業主は6万3千人で16.1%、家族従業者は3万5千人で8.7%、役員は1万8千人で4.6%となっている。平成7年からの5年間に雇用者は2.9ポイント、役員は0.3ポイント増加したのに対し、自営業主は1.8ポイント、家族従業者は1.4ポイント減少した。
表3 従業上の地位(5区分)別就業者数
年 次 |
総数 |
雇用者 |
役員 |
自営業主 |
家族従業者 |
雇人の
ある業主 |
雇人の
ない業主 |
昭和60年 |
403,909 |
250,159 |
12,687 |
16,995 |
71,132 |
52,904 |
平成 2年 |
401,535 |
260,482 |
15,308 |
16,789 |
62,767 |
46,165 |
平成 7年 |
409,277 |
276,975 |
17,784 |
15,690 |
57,511 |
41,291 |
平成12年 |
393,820 |
277,924 |
18,123 |
15,824 |
47,473 |
34,459 |
総数には従業上の地位不詳を含む
雇人のない業主には家庭内職者を含む
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