2009年3月26日掲載


家 計 調 査 報 告 (平成20年平均)


 家計調査では、国民生活の実態を家計収支の面から明らかにし、様々な施策の基礎資料を得ることを目的として、昭和21年から総務省が都道府県を通じて毎月実施している統計調査です。
 この調査は、全国の二人以上の世帯と単身世帯(学生を除く)約4,811万世帯(平成17年国勢調査)の中から168市町村約9,000世帯の協力を得て実施しています。平成20年は、高知市で104世帯、四万十市で13世帯が調査対象となっています。


高知市の家計収支の概要
(二人以上の世帯)


 以下は高知市の二人以上の世帯、94世帯について、全世帯と勤労者世帯の別に集計したものです。
 なお、数値は農林漁家世帯を含んでいます。
1 全世帯の家計(表1、表3、図1、図2、図5)
(1)  平成20年の高知市の全世帯(平均世帯人員3.00人、平均有業人員1.32人、世帯主の平均年齢54.6歳)の消費支出は、1世帯当たり1か月平均302,395円で、前年に比べ名目6.3%の増加となりました。また、消費者物価指数が前年より1.7%上がったことにより、実質では4.5%の増加となりました。
(2)  消費支出の内訳をみると、実質で減少しているのは、食料(△2.0%)、家具・家事用品(△1.7%)及び教育(△23.4%)で、それ以外の7項目は増加しています。なかでも住居費(10.6%)、その他の消費支出(16.0%)が二桁の増加となっています。





2 勤労者世帯の家計(表2、表3、図3、図4、図5)
(1) 実収入
 平成20年の高知市の勤労者世帯(平均世帯人員3.29人、平均有業人員1.55人、世帯主の平均年齢44.6歳)の実収入は、1世帯当たり1か月平均548,452円で、平成19年に比べ名目6.1%、実質4.3%の増加となりました。実収入の中の勤め先収入のうち世帯主収入は416,749円(定期収入344,616円、臨時収入・賞与72,133円)で、前年に比べ増加となりました。また、世帯主の配偶者の収入(主として妻)は61,113円で、減少しています。


(2) 可処分所得
 可処分所得(実収入から非消費支出を差し引いた額で、いわゆる手取り収入)は456,708円で、前年に比べて名目5.8%、実質4.0%の増加となりました。
 なお、非消費支出(税金や社会保険料など消費者の自由にならない支出)は91,754円で、前年に比べ名目で7.4%の増加となりました。 

(3) 消費支出
 平成20年の高知市の勤労者世帯の消費支出は、1世帯当たり1か月平均339,429円で、前年に比べ名目6.6%、実質4.8%の増加となりました。
 消費支出の内訳をみると、住居が実質44.2%の大幅な増加となり、他に光熱・水道、家具・家事用品、被服及び履物、教養娯楽、その他の消費支出が実質増加となりました。一方、食料、保健医療、交通・通信、教育が減少となりました。
 また、平均消費性向(可処分所得に対する消費支出の割合)は74.3%で、前年比0.7%の増加となりました。



表3 1世帯当たりの年平均1か月間の収入と支出(高知市)
図5 全国及び高知市の家計収支の推移(平成9年〜平成20年)
消費支出(全世帯・1ヶ月間及び勤労者世帯・1ヶ月間)全国順位(Microsoft Excel 2002 217KB)


家計調査報告(平成20年平均)(PDFファイル 169KB)
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家計調査報告(平成19年平均)  
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