先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:学校事務)

試験区分:学校事務(平成24年度採用)
所属:県立高知若草特別支援学校
異動歴:県立高知南中・高等学校→県立窪川高等学校→現所属

01_学校事務_作業風景

1. 現在の担当業務を教えてください。 

 現在は給与、福利厚生、共済事務を担当しています。学校では教員だけでなく事務職員を始め、寄宿舎指導員、実習助手、看護パート、学習支援員等様々な職員が働いています。そんな方々全員とコミュニケーションを取り、職員が働きやすい環境作りを心掛けて仕事に取り組んでいます。また学校事務にはこの他にも「人、物、お金、情報」に関する様々な業務があり、年度毎に担当も替わっていきます。それぞれ学校の取り組みにも特色があり、幅広く様々な業務を担当することができるのも学校事務の特徴です。

2. なぜ、この職種を志望しましたか? 

 私は将来的に高知県の教育に貢献できる仕事がしたいという思いから、県内の大学に在学中に高知県教育委員会の「早寝早起き朝ごはんキャラバン隊」という取り組みにボランティアとして参加をしていました。その活動の中で色々な教育活動や現場を見て、一言で「教育」といっても様々な関わり方があり、多くの人が関わっている事を知りました。そして教育委員会の方や学校事務の方と多く関わる中で、学びの場や機会を作り上げていく仕事にとても興味を持ちました。教員とは違ったアプローチで生徒を支援し、学びの場を作り上げていくことの出来る「学校事務」の仕事こそ自分のやりたい仕事だと確信し、志望いたしました。

3. 実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?

 採用前に思っていた一般的な事務仕事というイメージよりも、主体的に自身で仕事をデザインしていくことが出来る職業だと感じています。自身の仕事の進め方や工夫次第で学校に新たな設備が増え業務の効率化が進む等、生徒が良く学べ、職員の働きやすい環境にしていく事が出来ます。このため仕事に関して常に改善点を見つけていく姿勢がとても重要だと感じています。また事務職なので校内での仕事が多いですが、事務仕事の研究を行い県外で発表をする機会や実際に震災に遭われた地域の学校に避難所運営のノウハウを学びに行く機会等、学校外での仕事の機会があるのもイメージと異なりました。

4. 『やりがい』について、民間企業とはどんなところが異なりましたか?

 どの仕事もやりがいにあふれた業務なのですが1番は前任校にて生徒の要望を受けて、限られた予算の中で設備・物品を購入し生徒と共にテニスコートを作り上げた事がとても印象に残っています。環境を整備したことにより新たな部活動が始まり、学校にも活気が生まれ、より良い学びに繋がっていく事が実感でき、とてもやりがいを感じました。このように学校事務は自身の働きにより色々な設備や事業が実現し、学校をより良いものにしていく所にやりがいが詰まっていると感じました。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

 採用初年度や新たな業務を担当する事になった時、最初は分からない事ばかりです。そのような時は過去の書類や法令・規則等を調べるのはもちろんの事ですが、それでも分からない時は経験豊富な職場の上司・先輩に相談して業務を進めています。また学校事務全体で他校の事例を常に共有し、共に問題解決に繋げるという意識を持って仕事をしています。そのため他校の同じ担当業務の方に相談して問題を解決する事も少なくありません。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

 学校事務の業務は多岐に渡り、様々な法令や規則等を学びつつ業務を進めていかなくてはなりません。またお金・情報を扱う業務が多いため、大きな責任が伴う仕事になりますがその分色々な面から教育に関わる事ができ、とてもやりがいに溢れている仕事です。また現在高知県では「チーム学校」というスローガンの元、教職員一丸となって学校をより良い学びの場にしようと取り組んでいます。そのため学校事務の役割や活躍の場はこれからさらに拡がっていきます。

 高知県の子ども達の未来が素晴らしいものになるように、学校というかけがえのない学びの場を一緒に作り上げていきましょう!