先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:学校事務)

試験区分:学校事務(平成29年度採用)
所属:県立高知追手前高等学校吾北分校
異動歴:県立高知追手前高等学校→現所属

01_学校事務_業務風景

1. 現在の担当業務を教えてください。

 現在、吾北分校には事務員が一人しかいないため支出事務や収入事務、施設関係、給与関係など事務全般を担当しています。例えば、支出事務では物品購入や契約、また物品等購入にあたって予算の確保や管理を行っており、収入事務については吾北分校では農産物を栽培しているため、収穫時期になった野菜や花を販売し、その売り上げを県の収入とする事務手続きを行ったりしています、施設関係では、業者への施設修繕依頼だけでなく日頃から校内や学校周辺を巡回し、異常は無いか危険な箇所は無いか見るようにしています。また、学校の窓口でもあるため電話対応や来客対応等業務内容は多岐にわたっています。

2. なぜ、この職種を志望しましたか?

 私は学校が好きで、いずれは学校に携わる仕事がしたいと考えていました。そんな中、高校在学中に学校事務の方と話をする機会があり仕事内容ややりがいについて聞くことができ、自分のやりたいことが実現できると同時に教員と連携し生徒支援や学校運営に携わり裏方から学校を支えていきたいと思い志望しました。

3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?

 学校事務の仕事は採用前のイメージと大きく異なりました。日々業務を遂行するにあたり「こういうことも学校事務の仕事なんだ」「こんなことも事務がやっていたんだ」と学生時代には気付かなかったこともたくさんありました。採用当初は戸惑いもありましたが、それ以上に学校事務は学校にはなくてはならない存在だと感じることができました。

4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは? 

 今年から吾北分校に配属となり、新しく農産物の実習会計の業務が始まりました。予算の管理や教員との連携がとても大切な業務で現金を扱うこともあり緊張や責任を感じることもありますが、購入した種子や苗を生徒が授業で育てているところや販売している姿を見ると将来の生徒のためにもなっていると思うと嬉しく感じます。また地域の方々から「毎年吾北分校の野菜や花を買っている、とても良いね」などの声も聞くことができ地域にも貢献できることにやりがいを感じています。

 その他にも、私が仕事をしているところ見て生徒が「自分も学校事務員になりたい」と言ってくれ、実際に現在学校事務員として働いています。生徒の将来に繋がる仕事ができていると思うと学校事務でよかったととてもやりがいを感じます。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

 分からない点や疑問点については、手引きや資料等を活用し調べています。それでも分からないことは、管理職や他校の事務職員の方に電話をして聞いています。吾北分校は事務が一人であるため、すぐに事務長や先輩方に相談することができませんが、その分自分が納得いくまで調べることができると同時にすぐに自分の知識にすることができるのでここではとても良い経験をしています。また、他校の事務職員ともコミュニケーションをとることで様々な情報交換をすることができるので、たくさんの知識を身に付けることができます。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

 学校事務は教員と比べると生徒や保護者と関わる機会は少ないかもしれませんが、学校事務員も様々な場面で関わる機会があります。そういった中で「安心して通える学校」「この学校に安心して子どもを通わすことができる」と思ってもらえるよう自分なりの工夫をして日々の業務に取り組んでいます。また、様々な面で教員との連携をすることが大切で学校事務は学校運営になくてはならない存在でとてもやりがいのある仕事です。皆さんも「チーム学校」の一員として、ぜひ一緒に働きましょう