先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:林業)

試験区分:林業(平成27年度採用)
所属:森づくり推進課
異動歴:木材産業課(木材産業振興課)→嶺北林業振興事務所→現所属

1. 現在の担当業務を教えてください。

 林業の担い手確保・育成に係る業務を担当しています。

 具体的には、他部局と連携した首都圏での移住相談会や全国の林業ガイダンスへの参加、林業就業希望者向けの講座「こうちフォレストスクール」の開催を通じて、県内外の相談者の方々と直接コミュニケーションを取り、高知県での林業就業に向けた支援を行っています。その他、林業技術者の養成研修等を行う森林研修センターの管理、高知県立林業大学校や特用林産業の研修生への給付金に関する事務等も担当しています。

2. なぜ、この職種を志望しましたか?

 私は高知県出身ですが、一度県外に出てみたいという思いがあったこと、幼い頃から身近な分野だったことから、県外の森林科学科のある大学に進学しました。県外で生活する中で、高知県の良さ・魅力を再認識するとともに、教材として高知県の架線集材技術や木造建築物等について紹介される機会を通じて、地元に帰り、学んだ知識を活かして地域の発展に貢献したいという考えるようになり、高知県の林業職を志望しました。

3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?

 採用前にイメージできていたのはほんの一部分で、林業職の携わる川上から川下までの取り組みは想像以上に多岐に渡り、職員一人一人に課せられた責任も重いと感じています。一方で、上司や先輩方はどれだけ仕事を抱えていても、その重圧を感じさせないほど、周囲への配慮を欠かさず、職場の雰囲気を明るく保ってくださることに日々感謝しています。些細なことでも報告・相談しやすく、若手の意見も尊重してもらえる職場環境があったことは、入庁して一番嬉しいギャップでした。

4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?

 移住相談会や「こうちフォレストスクール」には様々な方が林業就業の相談に来られます。中には今の仕事を辞めて家族連れでのIターンを検討している相談者もいらっしゃり、人生を大きく左右する決断をお手伝いする立場であることに身が引き締まります。責任感も伴いますが、相談者の思いを引き出し、それぞれの立場に寄り添った対応が出来た時、更には「もっと興味を持った」と感じていただけたり、実際に林業就業や林業大学校への入校に繋がった時には、とてもやりがいを感じます。

5. 仕事上で困ったら、どうやって解決しましたか?

 自分一人の知識や技量では対応が難しいことは多々起こりますが、まずは過去の書類や関係する法令・規則等を調べて解決策を探すようにしています。正解が出せなくても、自分の意見を持ったうえで上司に相談することで、次に活かせるアドバイスを貰うことが出来ると感じています。また、経験の浅い状況では、抜けがあったり思い違いをしていたりする可能性もあると思うので、相談まで至らない場合でも、常に上司や先輩方と情報共有や進捗確認を行い、リスク管理をすることも心がけています。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

 県の林業職は、森林整備から木材の利活用、担い手の育成など、それぞれの課題解決に向けた役割分担はありますが、全て森林・林業の側面から県民の皆様の利益向上に繋げることを目的としたやりがいのある仕事です。私は現在3箇所目の所属ですが、どの職場もとても良い環境で、上司や先輩、関係機関の方々のサポートを受けながら、いつも明るく前向きに業務にあたることが出来ています。想像以上に色々なことに携われる環境が整っていると思いますので、是非、森林率日本一の高知県で一緒に働いてみませんか。