先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:電気)

試験区分:電気(平成29年度採用)
所属:幡多土木事務所宿毛事務所
異動歴:なし

先輩職員のある一日
午前
・ダム監査廊、周辺公園巡視点検
・月報の作成
・テレメータ設備、警報局の点検(終日)
・自所属向け水防対応勉強会
午後
・巡視船でのダム湖巡視点検
・工事、委託業務の積算
・業者との打合せ

1. 現在の担当業務を教えてください。

 坂本ダムと河戸堰の運営及び管理を担当しています。主な業務内容は長寿命化対策に関する工事や年次点検、維持委託業務の発注、職員による設備の日常点検などです。また、降雨によって洪水になる可能性があるときには、昼夜休日問わず出勤し関係機関と連絡を取り合ったり、地域住民への警報対応などの水防活動も行っています。

2. なぜ、この職種を志望しましたか?

 私は高知県で生まれ育ち、県内の高校・大学で電気について学んできました。大学卒業後の進路を考えた際、地元の高知県で学んだことを活用できる仕事をしたいという気持ちがありました。
 そのとき、高知県庁に電気の職種で採用があることを知り、高知県庁に就職することで電気についての知識を活用しながら高知県民の役に立てる仕事ができるのではと考え志望しました。

3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?

 採用前は施設に出向き点検や整備をしたりとかなり体力を使う仕事なのかなと想像していました。しかし、実際に仕事をしてみると、様々な基準や要領に基づいて発注仕様書を作成したり、工事に関して関係者と協議をしたりと、体力よりも専門的な知識を求められる機会の方が多く、想像と現実のギャップに驚いたのを覚えています。

4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?

 ダムや堰の治水施設を担当するなかで一番大変なことは水防活動です。一般的に出水期と呼ばれる6月~10月は前線の活発化や台風の発生が起こりやすく降雨が多い時期なので、水防活動が比較的多い時期になります。
 水防活動は人々の安全に関することであり、迅速かつ適正な対応が求められます。そのため、常に気象水象情報を気にかける必要があり、気が抜けない状態が続くことも珍しくはないです。とても気をつかう業務がゆえに、各水防活動や出水期が終わったときは安堵感が広がると共にやりがいを感じます。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

 分からないことや困ったことがあるときには、知識や経験が豊富な上司や気軽に話せる同僚に相談や質問して助言をもらうことで解決してきました。普段から上司や同僚に積極的に報告・連絡・相談をすることを心がけ、問題を一人で抱え込まないようにしています。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

 電気職は施設の運用や設備の維持管理が業務の中心になるので他の職種と比べると少々地味かもしれません。
 しかし、施設や設備を安全に使用できるのは我々が日頃から適正に安全管理を行っているからであり、電気職は人々の生活を支えるのに必要不可欠な存在だと思います。縁の下の力持ちとして共に高知県を支える日を心待ちにしています。