先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:農業)

試験区分:農業(平成29年度採用)
所属:中央西農業振興センター高知農業改良普及所
異動歴:中央東農業振興センター → 現所属

先輩職員のある一日
午前
・水揚げ用水の水質チェック及び
 水質改善に向けた指導
・研修会の資料作成
午後
・農協職員と共に農家の要請対応
(現地ほ場の確認と聞き取り)
・花の病害虫診断
・普及活動記録の作成

1. 現在の担当業務を教えてください。

 普及指導員として、高知市の花き栽培の振興に携わっています。主には、年間計画に基づいた技術指導や試験・調査の実施を通して、農家及び産地の課題解決にあたっています。具体的には、農家の方のハウスでの生育調査、栽培管理や病害虫対策の巡回指導、研修会の講師を務めたりしています。

2. なぜ、高知県庁を志望しましたか?

 以前より、生物に興味があり、植物を育てることが好きであったことから、漠然と農業に関わる職に就きたいとの思いはありました。また、大学在学中には、高知県の農業の現状や県の取組について学び、農業技術センターへのインターンシップにも参加しました。それらを通じて、行政、研究、普及、教育と幅広く携わることが可能な県職員として、農家の方々の一助となりたいと思い志望しました。

3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?

 イメージと大きくかけ離れていた点はありません。しかし、想像以上に現場へ行くことが多かったです。もちろんデスクワークもありますが、農家の方から生育等の状況を聞き取ったり、試験の種子や肥料をまいたり、虫を数えたり…1日中外に出ていることも多いです。また、県職員及び普及指導員として仕事をする中で、農業と言えども対象は「人」であることを実感しています。

4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?

私の提案に対して、農家の方に理解し納得いただき、機械や技術の導入がされ、その結果、所得の増加に結びついた時です。「機械を導入して楽になった」、「言う通りやってみたら、改善された」といった声は、励みになります。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

先輩職員や同期職員に相談し、アドバイスをもらいました。現在でも、知識や経験が少ないことから、わからないこと、行き詰まることも多々ありますが、いろいろな人の意見を聞くことで、解決への糸口を見つけています。県庁内だけでなく、農協職員や農家の方に相談することもあります。

6. これから高知県庁を受験される方へのメッセージをお願いします。

 農業職に少しでも興味がある方は、農業技術センターや普及指導員について、県のHPや説明会で情報収集をしてみてください。県庁には、古くて堅いイメージもあるかもしれませんが、高知県では、IoT・AIなどの最先端のデジタル技術を活用した農業も展開されており、職員の挑戦や革新も求められています。
 県民のために働きたいという思いのある方、農業が好きな方、皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。