先輩職員からのメッセージ(試験区分:水産)
試験区分:水産(平成29年度採用)
所属:室戸漁業指導所
異動歴:なし
午前 |
・メール確認 ・浜回りを行い、各市場の漁獲状況を把握 ・漁協にて、補助事業についての説明 ・漁獲データの整理及び編集 |
午後 |
・メール確認 ・午前中に回れなかった漁協関係団体に行き、情報収集 ・漁業者との情報交換 ・漁業関係団体との協議 ・所内文書回覧 |
1. 現在の担当業務を教えてください。
高知県東部の安田町から東洋町までの沿海5市町で営まれている、一本釣りや定置網等の沿岸漁業や、沖合・遠洋漁業であるまぐろ延縄等に従事する漁業者が安定して漁業を継続できるよう、また、人口減少が進み後継者不足が問題となっている今日、魅力ある漁村の情報を発信し、新規就業者獲得に結びつける等、魚価向上に向けた取り組みや新規就業支援、漁獲物のPRによる認知度向上支援等を行っています。
2. なぜ、この職種を志望しましたか?
私は、高校卒業までの18年間を地元高知県で過ごし、大学進学とともに県外に出て、水産について学びました。大学在学中にも、地元高知県に貢献できる職業に就きたいと考えており、就活時期に開催された高知県庁水産分野の職業ガイダンスに参加し、高知県の水産の強みや課題を知ったことから、大学で学んだ水産の知識を活かし、地元高知県の水産業の発展に携わりたいと考えたことが志望のきっかけです。
3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?
採用前は、いわゆる役所仕事が中心になるのではと思っていましたが、私が配属された漁業指導所は水産振興部の出先機関で、漁業者や漁協職員等の漁業関係者と直接関わることが多く、採用前のイメージとは全く異なる職場でした。
実際に漁船に乗ることで、漁具の仕組みを知ることができたり、魚を漁獲する瞬間を間近で見ることができ、知識だけでは無く現場での経験も自分自身に積み重ねていくことができます。また、生産分野だけでなく、流通・販売の分野にも関わることができ、自身の仕事のやり方1つで人脈を広げることができます。
4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?
漁業指導所の仕事には定型業務もありますが、浜回りをすることで課題を見つけ、漁業者や漁協職員等と連携して課題を解決していくことが多いです。
印象に残っているのは、早朝から幾度も乗船し、漁業者とともに漁獲物の高付加価値化に取り組んだことで魚価が向上し、漁業者の喜んだ顔を見ることができた事です。それ以来、会うたびに「今日も乗っていかんかえ?」と言ってくれます。
5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?
上司や漁業関係者等に相談します。特に採用されて間もない時は、同じ職場の先輩と共に浜を回り、管内の水産業についての知見を高めるとともに、漁業関係者と交流を深めていきます。こまめに浜回りをすることで、新たな情報や課題を見つけることができ、素早い対応が出来るようになります。
6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。
水産振興部の技術職で採用されると、漁業指導所や水産試験場等の出先機関、また本庁での業務を通して、高知県の水産業に携わることができます。
採用後の業務に対する不安もあるかと思いますが、先輩や漁業関係者からの助言や協力等も頂けるので、失敗をしながらも成長していける職場だと思っています。
是非、私たちと共に、高知県の水産業をより良いものにしていきましょう。