高知県職員等採用試験情報

観光政策課　課長　鈴木　康正

県庁生活を振り返って

　一番印象に残っているのは、平成10（1998）年の「高知豪雨」です。当時、私は福祉関係の職場で災害救助事務を担当していました。
　市町村の被災状況が刻々と集まる中、備蓄物資の配布や応急救助の対応など、連日深夜までの仕事となりました。
　周りに経験者がおらず、20年ほど前に同じ仕事を経験された大先輩にご指導いただき、何とか成し遂げたことを今でも鮮明に覚えています。
　私の県庁生活は、県民の皆様に身近な福祉の業務から東京での観光ＰＲ、また、国の省庁での研修や副村長として出向するなど、様々な分野や立場の仕事を経験させていただきました。
　逃げ出したくなるような困難なこともありましたが、どんな時も「高知県のため」というやりがいを持って仕事をすることができました。

ともに働くうえで求める人材像

　県庁の仕事は、どの分野であれ、どの立場であれ、一人の力だけで達成することはできません。
　また、困難なことや前例のないことにも、誰かが立ち向かっていかなければなりません。
　チームワーク（協調・連携する気持ち）とチャレンジ精神が何よりも重要だと思います。

これから受験される方へのメッセージをお願いします。

　高知県は人口の減少が進み、これまで生活してきた町や村が、将来成り立たなくなっていくぐらい厳しい状況に直面しています。
　みなさんの世代、そしてみなさんの子どもたちの世代、未来に向けて高知県が元気であって欲しいという願いは、誰もが同じだと思います。
　県庁は、そのための政策をつくり、実行する職場です。
　ぜひ、一緒にその思いを形にしましょう。

これまでの経歴