先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:薬剤師)

試験区分:薬剤師(令和5年度採用)
所属:薬務衛生課
異動歴:なし

05_薬剤師1_1

先輩職員のある一日
午前
・メールチェック
・県民向け講座の講師として説明
・長寿県構想に関する資料の作成
午後
・メールチェック
・関係団体(薬剤師会)との打合せ  
・薬局等からの相談対応
・各種書類作成事務等

1. 現在の担当業務を教えてください。

 主に薬局や薬剤師に関わる業務を担当しています。具体的には、県内の薬局、特に高知県が独自に認定する「高知家健康づくり支援薬局」の活動、在宅医療における薬局の取組や医療DXに伴うオンライン服薬指導を促進するための取組を高知県薬剤師会と連携して行っています。
 また、これらの取組を進める上で基盤となる「日本一の健康長寿県構想」や「保健医療計画」等の策定に携わっています。

05_薬剤師1_2

2. なぜ、この職を志望しましたか?

 大学で社会薬学を学び、将来は地元高知県で地域医療に携わりたいと考えていました。地域医療への携わり方を考えた時に、行政薬剤師という仕事があることを知り、高知県が実施するインターンシップに参加しました。そこで、薬剤師の資格を持つ方々が薬事、食品、環境など幅広い分野で活躍していることを学び、地域医療のみならずより広い視点で県民の皆様の生活そのものの環境整備に携われる行政薬剤師に魅力を感じました。

3. 実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?

 大学時代や薬剤師国家試験のために身につけた知識よりも、企画力や調整力が必要になる業務が非常に多いと感じています。今、担当している業務は、薬局や薬剤師に関わる業務ではありますが、県内の状況、国の動きを考慮した上で取組を企画していく力や関係団体と連携するための調整力を身につけていく必要があると感じています。

4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?

 県民の方向けの講習会で、講師としてかかりつけ薬剤師・薬局やお薬手帳について説明をする機会があり、説明の後に実施したアンケートで、「大切さがわかった」「理解が深まった」という感想をいただきました。普段は県民の方と直に接する機会が少ないため、こういった機会に県庁の薬剤師として県民の方々に対して、薬局やお薬、健康に繋がる話ができたことを嬉しく思いました。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

 薬局薬剤師等の専門職の方から問い合わせや相談を受けることもあり、まだまだ自分一人の知識では対応できないことが多くあります。そのような場合は、これまでの資料や対応記録を参考にするのはもちろんのこと、それでも解決できない場合には、周りにいる経験豊富な先輩や上司に相談することで対応しています。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

 県庁の薬剤師は、幅広い観点で県民の生活に関与でき、県全体に影響を与える業務に携わることができると考えています。私自身、一か所目の勤務地ですが、今後、薬事、食品、環境等さまざまな分野で、幅広い経験を積みたいと考えています。
 また、各分野ではそれぞれの専門知識を持つ職種とともに働くことができる、県庁の薬剤師ならではの経験が沢山あると思います。
 いつか、皆様と一緒に働ける日々を楽しみにしています。