先輩職員からのメッセージ(試験区分:水産)
試験区分:水産(令和2年度採用)
所属:水産業振興課
異動歴:土佐清水漁業指導所 → 現所属
現在の担当業務を教えてください。
漁業者・養殖業者の取り組む資源管理・養殖管理の実施支援
水産試験場の試験研究及び施設管理の支援
藻場保全(藻場分布調査等)
栽培漁業(種苗放流の支援等)
燃油等高騰対策(漁業経営セーフティネット構築事業関連)
先輩職員のある一日
午前 |
・資源管理や養殖管理の制度変更に関する漁業者等への意見聴取 ・意見聴取結果の報告書作成 ・県内漁業者の資源管理状況の履行確認資料作成 |
午後 |
・都道府県養殖担当者会議(Web)への参加 ・漁業者が取り組む資源管理取組実績の履行確認会議の開催 |
帰宅後、ランニング等の軽めの運動や週末に行く釣りの準備等をして、リフレッシュ。
なぜ、この職を志望しましたか?
小さい頃から魚や釣りが好きで、将来は魚に関係した職業に就きたいと思い、県内の大学に進学し水産学を専攻しました。
大学での研究活動で、県の水産技術職員の存在を知り、県庁のインターンシップや県職員採用ガイダンスに参加してみました。その中で、水産の技術職員の仕事内容について、具体的に知ることができ、県内の水産業に多角的に貢献できる職業としてこの職を志望しました。
実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?
採用前は公務員の業務はデスクワーク中心というイメージを持っていましたが、最初に配属された土佐清水漁業指導所の業務は、沖合の操業への同行や、市場の水揚げ状況調査、漁業者グループが行う魚食普及等の活動等支援など、むしろ現場業務の方が多く、非常に驚きました。
現場業務の中で、実際の漁業の現状や課題を学び、漁業者を中心とした水産業関係者と関わりを持つことができたことは、現在の業務にも生かされています。
これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?
近年の漁業用燃油や養殖用配合飼料の価格上昇への緊急対策として、国の補填制度(漁業経営セーフティネット構築事業)への上乗せ給付を行った際に、漁業者や養殖業者から経営の一助になった等の感謝の声をいただいたときには、非常にやりがいを感じました。
仕事上で困ったとき、どうやって解決しましたか?
上司や同僚に相談しました。水産振興部は、幅広い世代間でのコミュニケーションが活発に行われているので、上司や同僚に様々なことを気軽に相談しやすいです。自分より知識や経験が多い上司や同僚に積極的に相談することで、自分の成長につながると感じます。
オフタイムの過ごし方について教えてください。
休日は、県内各地の海や川で釣りをしたり、県内各地の道の駅、カフェ及びスイーツ店巡りをしたりして、楽しんでおります。
使ってよかった!高知県職員のワーク・ライフ・バランス
利用してよかった制度は、早出遅出勤務です。漁業者の操業への同行(乗船)や市場調査の際には、早朝出勤が必要となるためです。
これから受験される方へのメッセージをお願いします。
水産技術職の業務は、普及指導や試験研究、行政事務など多岐にわたりますが、いずれの業務も、本県水産業の下支えとなる重要な仕事であり、大きなやりがいを感じられます。
高知県の水産業のこれからを支えていきたいと考える皆さまと一緒に、仕事ができることを楽しみにしています。