先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:農芸化学(衛生・食品))

試験区分:農芸化学(令和2年度採用)
所属:薬務衛生課
異動歴:須崎福祉保健所 → 現所属

薬務衛生課

現在の担当業務を教えてください。

 私は、薬務衛生課で「生活衛生」を担当しています。この業務の役割は、暮らしの環境を改善することで人々の健康を守ることです。
 旅館・ホテル、理髪店、美容室、クリーニング店等の人々の暮らしに密着した施設の衛生水準の向上、衣類等の家庭用品の安全性の確保などを行っています。
 業務の中には、営業施設への指導はもちろん、会議・研修への出席、関係団体から寄せられた調査への回答、電話・対面による相談対応、申請書類の審査・受理も含まれます。

先輩職員のある一日

午前
・メールチェック
・生活衛生に関する相談対応
・生活衛生関係事業所への立入検査
午後
・会議の打合せ・資料作成
・提出された申請書類の審査
・各種書類作成事務

なぜ、この職を志望しましたか?

 私は、高知県出身ということもあり、就職を意識し始めた頃から「高知県に貢献できる仕事をしたい」と考えていました。そんな時、高知県庁で私の専攻していた農芸化学の採用があると知り、自身が大学で培った知識を、高知県庁という広い視点で高知県を見て、関わることができる場所で活かしたいと考え志望しました。

実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?

 農芸化学職は、基本的には本庁・保健所・衛生環境研究所の中で異動しますが、所属によって業務が大きく異なることに驚きました。本庁は企画・調整・国や他県との連携、保健所は県民の皆様への直接的な行政サービス、衛生環境研究所は研究・分析に特化した業務を行います。さらに、各所属で食品、生活衛生、環境保全のいずれかの業務に就くので、入庁前のイメージよりも幅広く、様々な業務に触れることができています。 

これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?

 構造基準、衛生基準について相談を受けていたお店が無事開業し、営業者の方から「ありがとうございました、おかげで開店することができました」と感謝の言葉をいただいたときなどは、非常にやりがいを感じました。

仕事上で困ったとき、どうやって解決しましたか?

 まずは自身で法律や関係資料を読みどうすれば解決できるか検討します。それでもわからなかったり考えに自信が持てないときは、上司や同じ業務を担当している他の所属の先輩、時には他の自治体の方とも相談・協力して問題解決に動きます。
 経験豊富で協力的な先輩ばかりなので、とても頼りにさせていただいています。

これから受験される方へのメッセージをお願いします。

 「公務員として働く未来の自分を想像できない」「不安を抱えている」という方もいらっしゃるかもしれませんが、先輩たちも初めから完璧に仕事をこなしている訳ではなく、日々業務をこなしながら力をつけています。
 高知県は自然豊かで、食事も美味しく、温かい人々が暮らす素敵なところです。高知県出身の方も、そうでない方も、高知県に魅力を感じ、より良くしていきたいと思ったら、是非高知県庁で一緒に働きましょう!