先輩職員からのメッセージ(試験区分:農業)
試験区分:農業(令和2年度採用)
所属:中央東農業振興センター
異動歴:嶺北農業改良普及所 → 現所属
現在の担当業務を教えてください。
普及指導員として、南国市・香南市・香美市の花きと野菜の生産振興に携わっています。産地の課題を解決できるよう、年間計画に基づいて農家への栽培指導や、新たな技術の普及に向けた実証試験などを行っています。日々の活動としては、農家のほ場を巡回しながら栽培や病害虫対策の助言をしたり、実証試験の調査や講習会での講師などを行っています。
先輩職員のある一日
午前 |
・所内で打合せ ・花の生育調査を現地で実施 ・農家巡回、指導 |
午後 |
・農家からの要請対応、病害虫診断 ・研修会の資料作成 ・普及活動記録の作成 |
平日の朝は少し早く起きて、ウォーキングでリフレッシュしています。
昼食は1日の中で楽しみな時間なので、お弁当の選択は慎重に行います。
なぜ、この職を志望しましたか?
農業に興味があり、大学で農学部に進学し研究室では施設園芸について学びました。その中で高知県で取り組んでいるIoP(※)について知り、新たな挑戦をしている高知県で農業に関わる仕事に就きたいと思い志望しました。
※:Internet of Plants:施設園芸の生産現場で、天候の環境情報に加えて光合成や成長などの生理生体情報を見える化、使える化、共有化する仕組み
実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?
公務員の仕事は、決まったことを淡々とこなすようなイメージがありましたが、上司に相談しながら課題解決のための取組や実証試験について計画を立て、自分でスケジュールを決めて動くなど、自己裁量度が高い仕事だと思いました。また、想像以上に現場に出て行くことが多く、1日中庁舎を離れることも少なくない点も、イメージと異なりました。たくさんの花や野菜に触れることができ、毎日ワクワクしています。
これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?
直接農家の方と関わる中で、「もっと収穫量を増やしたいけど、どうしたらいいろう?」などと相談をいただいたり、栽培上の課題に対してどのように対処するかを提案し、農家の方と悩みながらたくさん検討することで、解決につながったときです。人と関わることが楽しく、信頼関係を築くことができたときにやりがいを感じています。
仕事上で困ったとき、どうやって解決しましたか?
困ったことがあれば、すぐ先輩職員や上司、専門技術員などに相談しています。農家の方やJAなど関係機関に力を借りることも多いです。特に3年目で花担当になった当初は、花の知識がほとんどなく、初めて見る花ばかりという状態でとても不安でしたが、篤農家の方のもとでたくさんの品目に触れたり話を聞く中で、花の美しさや栽培の楽しさを知りました。今では休日に花屋さんをのぞくようにもなりました!
オフタイムの過ごし方について教えてください。
朝はゆっくり起きて、美味しいご飯屋さんを探して食べに行ったりしています。また、岩盤浴で汗を流すことにもはまっています。
使ってよかった!高知県職員のワーク・ライフ・バランス
利用してよかった制度は、早出遅出勤務です。他団体の会議には通常の勤務時間外に開催されるものも多いので、早出遅出勤務を利用することで勤務時間内に収めることができ、プライベートの時間を確保できます。
これから受験される方へのメッセージをお願いします。
農業職は、普及指導員だけでなく、試験場での研究員、農業政策に係る事務職、農業大学校の先生など、幅広く農業に関わることのできる仕事です。高知県ではIoPなどの先進的な取組も行われており、新しい技術を進めることができるのも魅力だと思います。農業に興味がある方や、高知県をもっと良くしていきたいという思いのある方、高知県職員として一緒に働ける日を楽しみにしています!