先輩職員からのメッセージ(試験区分:林業)
試験区分:林業(令和4年度採用)
所属:安芸林業事務所
異動歴:治山林道課 → 現所属
現在の担当業務を教えてください。
現在は森林土木事業を担当しています。森林土木事業とは、崩壊した森林の復旧や水源地域の荒廃した森林の整備などを担う治山工事や、森林整備や木材搬出のための林道の開設工事であり、測量設計の発注や工事監督などを行っています。
また、市町村が行う森林土木事業への指導も担当しています。
先輩職員のある一日
午前 |
・メールチェック ・工事関係書類確認 ・工事設計積算業務 ・図面作成 ・工事請負業者との所内打合せ |
午後 |
・工事現場で施工状況の確認 ・工事請負業者との現地打合せ ・次年度工事計画箇所資料の作成 |
なぜ、この職を志望しましたか?
小さい頃から自然が好きで、大学時代に林学を専攻していたことと、地元高知に貢献したいという思いがあったことが大きいです。自身が学んだ専門性を活かせる仕事が、高知の自然の中でできる面に、大きな魅力を感じました。
また、高知県が有する豊富な森林資源を守り、活用することに、微力ながらも貢献できることに、魅力を感じたことも志望理由の一つです。
実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?
「公務員の仕事=デスクワーク」というイメージでしたので、想像より山の中での仕事が多いことに驚きました。
また、県庁の林業職というと、木材の生産量増加や利用促進に向けての業務という印象があり、「工事=土木部」という思い込みがありましたので、初めはギャップを感じました。
しかしながら、今は、県林業分野が発展するためには必要不可欠な業務をしているという自覚が芽生え、責任感を持って取り組んでいます。
これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?
自分が監督をしていた工事が完成したときに、1番のやりがいを感じました。
森林土木は自然を相手にするため、工事過程のすべてが設計どおりに進むとは限りません。問題が生じた際に、請負業者や上司とアイデアを出し合い、打合せを重ねていった結果、工事完成を迎えることに、大きな達成感を感じました。
また、土木工事は地図に残る仕事であり、自身が設計及び工事監督を行った施設が半永久的に残るというのも、やりがいを感じます。
仕事上で困ったとき、どうやって解決しましたか?
特に急ぎで解決しないと迷惑をかける事案があれば、経験豊富な先輩や上司へ相談するようにしています。ただ、人に聞くことは簡単ですが、まだまだ自分の知識が浅いため、後で必ず根拠資料や基準を自ら確認するよう心がけています。
人に頼り、頼られるためにも、風通しの良い職場づくりが大事になってくるので、普段から上司や同僚とコミュニケーションを取ることを意識しています。
オフタイムの過ごし方について教えてください。
体を動かすことが好きなので、土日は友人と野球をすることが多いです。また、体力を使う仕事のため、体のメンテナンスも兼ねて、温泉などでゆっくり過ごすことも好きです。
ワーク・ライフ・バランスで大切にしていることがあれば教えてください。
土日に仕事のことは考えないように心がけています。入庁1年目は、休み前の金曜日に難しい問題を抱えた状態で仕事を終えると、土日も仕事のことが頭から離れないこともありましたが、今では、休みの日はきれいに忘れて、休むよう切り替えるようになりました。そうすることで、仕事のときは仕事、休みは休みと、メリハリをつけて業務に臨めるようになりました。
これから受験される方へのメッセージをお願いします。
高知県は日本一の森林率を誇っており、高知県の特色という観点において、林業の持つ役割は大きいと感じています。
林業は専門性の高い職種ではありますが、知識が豊富で頼りになる先輩方がたくさんいるため、安心して仕事をすることができます。
皆様と一緒に働くことで、高知県の林業がより一層発展することを楽しみにしております。