先輩職員からのメッセージ(試験区分:林業)
試験区分:林業(平成29年度採用)
所属:治山林道課
異動歴:中央東林業事務所 → 森林技術センター → 中央西林業事務所 → 現所属
現在の担当業務を教えてください。
県内の林業施業に欠かすことのできない林道の災害復旧に係る業務を担当しています。
具体的には、台風、豪雨、地震等の自然災害により被災した県内市町村管理の林道の被災状況の把握、取りまとめ、国への報告を行い、災害復旧事業への採択につなげるとともに、事業支援を行っています。
先輩職員のある一日
午前 |
・メールチェック ・災害対応(調査、取りまとめ、報告) ・災害復旧事業査定資料作成 ・市町村との打合せ |
午後 |
・補助事業の進捗管理 ・補助金の支払 ・予算関係資料の作成 ・要綱、要領等の改正 |
なぜ、この職を志望しましたか?
私は、入庁以前に民間での職歴があり、その際に、特用林産物を扱う仕事をしていました。その中で、県の林業職員の方との交流があり、私の生まれ育った地域でもとても林業が盛んな事実を知り、林業の魅力の向上と県内林業が直面している課題に対して、自分も力になりたいと思うようになり、高知県庁の林業職を志望しました。
実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?
特用林産物や、林業の花形でもある施業分野(間伐、皆伐)による森林整備、原木からの製材生産を始めとした素材の製品利用、流通を行うといった漠然とした印象でした。一方で、作業道や林道の開設を行うなど、路網整備の分野があることを改めて気付かされ、森林土木の存在を知りました。
採用時には、出先林業事務所での森林土木課に所属し、林道や治山工事の監督業務を行うなど、幅広い分野で林業職員が活躍しているのだと衝撃を受けました。
これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?
これまでの異動歴の中では森林土木担当がほとんどであり、最初の頃は、慣れない図面を読んだり作成したり、工事の積算業務など、今まで経験したことのない業務に足踏みし、果たして自分がまともに工事の現場を管理していけるのか不安でいっぱいでした。しかし、自分が積算し、それに基づいて行った工事により完成した林道が、重機の運搬に使用されたり、原木がトラックに積載・搬出されていく様子を目の当たりにすると、やってよかったなと、更に今後の業務に励む活力となりました。
仕事上で困ったとき、どうやって解決しましたか?
まずは、自分で可能な限り調べ、根拠となる法令等の確認や過去の類似事例の参照を行うなどし、自力で対処していきます。そして、行き詰ったときには、必ず同僚や上司に相談を行い、解決へ向けての考え方や方法をアドバイスしてもらえるようにします。
自分で対処できそうな事案であっても、必ず自分の考えや解決方法を同僚や上司と共有し、それに対する意見を聴取することを心がけています。
これから受験される方へのメッセージをお願いします。
県庁というと、入庁前には非常に堅いイメージを抱いていましたが、実際は、様々な問題や事案が発生したときは、一致団結し、部局関係なく一丸となり柔軟に対処しています。その中で、人間関係や人と人との繋がりは、特に密で、人を思いやる気持ちを大切にしており、このことは、高知県庁の魅力の一つでもあるので、ぜひ安心して高知県庁を目指していただければと思います。