先輩職員からのメッセージ(試験区分:電気)
試験区分:電気(平成25年度採用)
所属:電気工水課
異動歴:総合制御所 → 発電管理事務所 → 現所属
1. 現在の担当業務を教えてください。
県営の発電所及び工業用水道施設の新規建設、改築等に関する電気設備工事の設計・積算及び工事管理が主な仕事です。具体的には、法令に基づいて自家用電気工作物を適切に設置するよう設計またはその審査、工事・委託業務を受注した業者との工程調整、関係機関への許認可手続き等を行っています。また、県内の小学校等へ環境・自然エネルギーをテーマにペットボトル風車を題材とした出前授業に出向いたり、風力発電所のタワー登頂体験スタッフとして地域のイベントを盛り上げたりもしています。
2. なぜ、この職種を志望しましたか?
県外の4年制大学に進学し、電気・電子工学の分野を専攻する中で、太陽光エネルギーに関わる研究をしていました。培った知識を活用できる仕事がないかと考えていた時に、高知県の電気職で採用があることを知りました。修士課程への進学もしくは県外就職も考えていましたが、地元に貢献したいということと、将来のライフプランを考えて、高知県で働きたいと思い、志望しました。
3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?
電気のエンジニアというと専門性が求められるイメージが強く、採用前は県有施設のインフラ整備・保守管理のスペシャリストとして関わっていくものだとぼんやり想像していました。働いてみると、電気設備を設計する以外にも配管工事や塗装工事の発注、補助金の交付事務を任されたりと活躍するフィールドは幅広いと感じました。業務によっては、職員自らが作業者となって点検や修繕等を行うこともあり、風力発電施設の発電機等を点検するため40~50mある梯子を登ることもあるので、頭を使うだけでなく、身体をフル稼働する業務もあって驚きでした。
4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?
これまで発電もしくは工業用水の給水に関わる仕事に携わってきたのですが、共通して言える魅力は、目に見える形で功績が残っていくことです。自ら設計・施工に関わった設備が様々な苦難を経て完成した時は、仕事に自信が芽生えるとともに少し誇らしい気持ちになりました。
5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?
自分で調べてもわからないときには、ひとりで悩まないようにしていました。仕事はひとりで成り立つものでなく時にはチームを巻き込んで課題を解決していく姿勢も必要だと感じています。幸いにも職場は、諸先輩方は親身になって耳を傾けてくれますし、同期や同年代の仲間もいるので相談しやすい環境で、とても心強く感じています。
6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。
高知県の電気職は、県営電気事業・工業用水道事業以外にも、治水を目的としたダムの管理、庁舎営繕、再生可能エネルギーの推進等の業務があり、どこに配属されるかわかりませんが、電気に関する知識をベースとした幅広い教養が求められます。ただし、二の足を踏むことは全くなく、仕事を通じて自然と知識も身についていき、自分自身を成長させることができます。ぜひ熱意をもって挑戦してください。一緒に働ける日を楽しみにしています。