先輩職員からのメッセージ(試験区分:水産)
試験区分:水産(平成24年度採用)
所属:水産流通課
異動歴:土佐清水漁業指導所 → 現所属
1. 現在の担当業務を教えてください。
私の担当業務は主に「魚の切り身」や「カツオのたたき」などを作る水産加工業者が、販路拡大のために県外の商談会に出展したり、加工施設を作るために補助金を活用する支援を行っています。このほかにも、漁業被害を及ぼすサメを、食品などに有効活用するための取り組みも行っています。
2. なぜ、この職種を志望しましたか?
大学で学んだ水産の知識を活かし、高知県の水産業の発展のために貢献したいという思いで水産技術職を志望しました。また、私は県外出身で、初めて高知県に来たときに、こんなにもおいしい魚や野菜がたくさんあることを知りました。都会から遠く離れた高知の素晴らしい素材を、県外の人にもっと知ってもらいたいと感じ、県庁を受験することを決めました。
3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?
想像していた“公務員”とは全く違うものでした。初めて配属されたのは、漁業指導所という現場の事務所だったのですが、毎日の様に市場に行って魚の水揚げを確認したり、漁師さんと一緒に漁へ出たりと、事務所で座っている時間よりも外で仕事している時間の方が圧倒的に多かったです。現在の職場では事務作業の方が多いですが、それでも現場に出向く機会は多いです。
4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?
漁師さんが獲ってきた魚を、漁師の奥さんが付加価値を付けるために、干物や唐揚げに加工・販売するグループの支援をしていたときのことです。私は商品をたくさん作れるように冷凍庫を導入したり、新商品を開発して県内外の飲食店に商談するなどの支援を行った結果、売上げをそれまでの2倍に伸ばすことが出来ました。数字だけでなく、漁師さんやその奥さんから「ありがとう!」と感謝の言葉を頂いたときは、この仕事を選んで良かったと感じました。
5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?
事務作業について分からないことは、同僚や上司に相談してアドバイスをもらうことで、解決するようにしています。また、出来るだけ市場や加工場、量販店などの現場へ足を運ぶことです。現場には貴重な意見や情報がたくさん転がっているので、仕事に行き詰まったときは、現場の人と話をして解決策を探るように心がけています。
6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。
水産技術職は高知県の水産業を盛り上げていけるとても魅力的な仕事だと思います。浜のお困り事を聞いて、それを解決する企画を考えたり、試験研究に携わるなど、様々な仕事に関わることが出来ます。また、“億”単位の施設の整備にも関わる機会もあるなど、スケールの大きい仕事に携われるのも、県庁で働く魅力のひとつです。きっとみなさんの想像を超える仕事が出来る職場だと思いますので、私たちと一緒に働いてみませんか?