男性育休推進企業インタビュー

とさでん交通(株)

公開日 2025.12.24

更新日 2025.12.24

育児休業の取得が「お互いさま」の風土を育む
希望する社員が全員取得できる環境づくり

          

①貴社の取り組み内容を教えてください。

 男性育児休業に特化した制度はありませんが、育児介護休業法に基づき、社内規程を整備しています。特に、養育両立支援休暇や短時間勤務制度など、社員が育児と仕事を両立できる環境整備に関しては、法改正に先立ち積極的に取り組んできました。
 令和4年度から令和6年度までの男性育児休業取得実績は、全体で80.0%(10名中8名)が取得しており、令和6年度単年では66.7%(6名中4名)でした。希望する社員が全員取得できるように引き続き取り組んでいきます。

②取り組むことになったきっかけは?

 特に意識的に取り組んだことや課題はありませんが、職場に男性育休取得経験のある社員がいることで、「お互いさま」という助け合いの風土が根付き、次の取得希望者が取得しやすい環境を作っているのではないかと感じています。

③取得しやすい職場づくりに向けて取り組んでいることは?


       とさでん②
 
 結婚や出産などの報告があった社員に向けて、独自に作成したパンフレットを配布し、育児に関する制度の周知を図っています。また、育児休業復帰後も、時短勤務や看護休暇、養育両立支援休暇などができるよう各種社内規程を整備。またシフト勤務者については、勤務時間や休日に関して、可能な限り家庭の事情を考慮し、柔軟に調整を行っています。

④育休取得者の声を教えてください。

                                                                                                                    

 私は子どもが二人おり、一人目の時は3ヶ月、二人目の時は半年間育児休業を取得しました。仕事をしていると、なかなか家族との時間が取れませんが、育休を取得したことで、家族と過ごす時間や夫婦で話し合う時間が増え、家事の分担も効率よくできた点が良かったと思います。
 また、職場には育休経験のある先輩が複数いたため、抵抗なく希望を申し出ることができました。休んでいることに対して申し訳ない気持ちもありましたが、上司や同僚が温かく迎えてくれたおかげで、スムーズに業務に復帰することができました。
 自分の育休経験を通じて、より育休を取得しやすい職場にしていきたいと思いますし、今後、部下や後輩から「育休を取得したい」と言われたときには、すぐに「いいよ」と答えられるような職場を作っていきたいです。

⑤目標や夢をお聞かせください。

 今後さらに子育て世代の社員のワークライフバランス向上に向けた取り組みを進めていければと思います。

Topへ