公開日 2026.08.28
更新日 2026.08.31
先行して整える「男性育休」と「業務の標準化」
—未来の仲間が安心して挑戦できる職場づくり—

①男性の育休取得に向けた体制を教えてください。
現時点での男性育休の取得実績はまだありませんが、法定通りの育児休業制度および産後パパ育休(育児休業等制度)を先立ってしっかりと整備・規定しています。これから入社する新しい仲間や既存スタッフが、将来どのようなライフステージを迎えても安心して働き続けられる環境をあらかじめ整えておくことで、新規雇用の創出や採用強化に繋げる狙いがあります。また、実際に取得する際には事前面談を行い、期間や働き方の希望に応じた柔軟な運用(分割取得等)ができる体制を準備しています。
②男性の育休取得の環境づくりに取り組もうと思ったきっかけは?
以前は家族経営の個人事業主として農業を営んでいましたが、経営体制を移行し新たな雇用が生まれるようになり、組織として事業を進めるにあたり、外部の方々の力も借りながら、農作業の標準化や属人化の解消にどんどん取り組んでいきました。その業務改善を進める中で、今後のリクルート(採用活動)において「男性育休の取得推進」が働きやすさの大きなメリットになるのではないかと考えるようになりました。そこで、各種講座に足を運んで制度や運用について勉強させていただいたことが、今回の導入を決めた直接のきっかけです。
③環境づくりにあたっての課題や、その解決のための工夫など教えてください。

家族経営の時代は「阿吽の呼吸」や長年の経験則で成り立っていた作業が多く、特定の人に依存してしまう「属人化」が採用や組織化において最大の課題でした。この解決と育休を想定した体制づくりのため、以下のような工夫を行っています。
●第三者の視点を入れた業務の標準化
自社内だけで解決しようとせず、様々な方の手を借りながら業務プロセスの見直しを行いました。新しく入ったスタッフでもすぐに活躍できるよう、属人的だった作業の標準化・マニュアル化を現在進行形で行なっています。
●講座や研修を通じた知識のアップデート
制度をつくるにあたり、育休推進に関する講座を積極的に受講しました。正しい知識を得ることで、経営者自身の意識改革を行い、将来スタッフがスムーズに制度を利用できるための土台づくりに活かしています。
④男性育休を取得しやすい職場づくりに向けて、日ごろ意識していることや、
周囲のサポートはどうでしょうか。
●日頃意識していること・職場風土
日頃から「職場の雰囲気を良くし、良好な人間関係や環境をつくること自体が我が社の大きな価値である」という考え方を共有し、全体周知を図っています。将来、新しい仲間が入社し、男性育休の取得を希望する場面が訪れても、周囲がごく自然に受け入れ・サポートできる温かい職場風土づくりを根底から意識しています。
●管理体制・コミュニケーション
いざ育休を取得する段階になった際に、迷いや不安なくスムーズに手続きや業務引き継ぎが進められるよう、労務担当者や代表、従業員間でのオープンで密なコミュニケーション体制の構築を進めています。事前に希望や生活環境の変化を気兼ねなく相談できる人間関係づくりを大切にし、将来の取得者が安心して休業・復職できる体制をあらかじめ整えていきます。
⑤今後の展望や、他の企業の方へのメッセージをお願いします。

男性育休制度の運用自体を今後もどんどん拡充し、多様なバックグラウンドを持つ方々が働きに来やすい環境を創り出していきたいと考えています。そのためにも、社内だけの視点に閉じこもらず、外部から様々なアイデアや知見を積極的に取り入れていきます。何よりも、働くスタッフ一人ひとりが自分自身の目的や将来の夢を達成できる「場所」として、会社をより魅力的にアップデートし続けていきます。
制度の導入や業務の標準化は、単に「休みを取らせるため」だけではなく、多様な人材が自分らしく輝ける環境づくりの第一歩だと感じています。外部の意見や講習などの力を借りながら一つひとつ環境を整えていくことで、会社自体もより柔軟で強い組織へと成長できます。働きやすい職場づくりを通じて、従業員と会社の双方が共に目的を果たしていけるような取り組みを、ぜひ一緒に広げていきましょう。
