公開日 2022年02月25日
本社 | 高知県香美市土佐山田町テクノパーク2番 |
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HP | https://www.yamasakigiken.co.jp/ |
全く異なる2つの事業。しかし、そこには山崎技研ならではの「こだわり」があります
どのような会社ですか?
人に優しい機械づくりと自然環境保護への信念
「人と自然、技術(わざ)とロマン、共に未来(あす)を創る」という創業当初から変わらぬ想いを胸に、工作機械のNCフライス盤をつくる機械事業部と、魚の養殖用稚魚を育成・販売する水産事業部の大きく分けて2つの事業を行っています。
水産事業部では、環境に意識が高い創業者が日本の海で魚が減少していることを懸念し、昭和47年に須崎市に養魚場を整備したことが事業のスタートです。孵化・育成したマダイやシマアジ等の稚魚の販売や放流活動を行っています。マダイは国内シェアの約3割を占めており、全国の養殖マダイの3匹に1匹は弊社で生まれたマダイです。
主力商品の工作機械
より良い部品を求めて製作した工作機械
弊社は元々オートバイメーカーで、燃費のよい4サイクルエンジンを載せた「ブルーバード」を開発・販売していました。その後、生産現場で活躍していた工作機械の研究・開発に着手し、金属を削ったり、穴を空けたりするフライス盤を開発・製造する会社に発展、1965年に現在の株式会社山崎技研となりました。
海外で人気のある工作機械は効率重視の大量生産型ですが、弊社の工作機械は多品種小ロットを得意とし、繊細で複雑な日本のものづくりにマッチしています。国内シェアは50%を超えており「山崎を買っておけば大丈夫」と高い評価を頂いています。
なお、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「探査機はやぶさ2」が「小惑星りゅうぐう」から持ち帰った試料入りカプセルの開封作業に弊社のフライス盤が使われました。
どのような仕事ですか?
ミクロン単位の加工精度が求められる工作機械
機械事業部では、フライス盤の製造を行っています。金属や樹脂を削る工作機械で、自動車部品や金型などミクロン(1mmの1000分の1)単位の加工精度が要求される部品製造に欠かせない工作機械です。
製造過程には、「きさげ」という人の手で高精度に仕上げる工程がありますが、これにより「テーブルのすべり」の精度が向上し、高い加工精度を備えた弊社のフライス盤が完成します。
水産事業部では、稚魚の安定的な育成のため、魚病診断やDNA解析など様々な研究を行っています。今後は、ブリの生産にもチャレンジする予定です。まだまだ、必要とされる魚種はたくさんいるので、今後の可能性は無限大です。
アピールポイントは?
社員に安心して長く働いてもらうために
社員に安心して、長く勤めてもらいたいとの思いから、育児のための短時間勤務制度を小学校入学時まで活用可能とし、育児休暇は10日間を有給扱いにするなど、法律を上回る育児応援制度を定めています。こうしたこともあり、一定の基準を満たした企業が認定を受けることができる「くるみん認定」を2014年に取得しています。
また、社員が仕事と家庭を両立できるよう積極的に制度づくりに取り組む企業として「高知県ワークライフバランス推進企業」の認証も取得しています。現在、男性の育児休暇取得が推奨されていますが、仕事面では都合がついても、収入面のハードルが高いと思います。そのような思いにこたえて、制度の充実を図り、ここ数年の男性の育児休暇取得者は直近5年間で8割以上を達成しています。
その他にも社員の成長を後押しするため、研修費用や資格取得費用を負担するほか、入社後の新入社員研修は当社独自のカリキュラムを作成し、自社で行っています。
弊社が求める人材は、高知を愛する”心の優しい肉食系”です。具体的には、行動力を持って前向きに取り組める人、気が優しくて力持ち、夢を持てる人と一緒に仕事をしていきたいと思っています。
お話を伺った方
株式会社山崎技研
総務部係長
今井博之さん
従業員インタビュー
失敗が許されずプレッシャーもあるが、その分、やりがいも感じて仕事をする
安岡 正秀さん(入社1年目 機械部 大物加工)
担当している仕事について
最終工程の研磨業務
大きな機械を使用し、加工された製品をミクロン単位で仕上げていく研磨業務を担当しています。精密さが要求される工程で、温度や湿度の管理も徹底しなければ狙った精度が出せないので、細心の注意を払って業務に取り組んでいます。私の携わるこの業務は、製品になる前の最終工程で、失敗が許されずプレッシャーもありますが、そこにやりがいや働きがいを感じています。
会社の自慢
雰囲気の良い職場で、同僚同士の仲が良いのは勿論のこと、上司との会話にも壁を感じません。
社員同士のコミュニケーションも取れていて、忙しそうな同僚を手伝うなど、弱い所をカバーし合いながら、チームで仕事を進めていける点が良いと思います。
6:00 | 起床 朝食を食べ出社の準備をして、子供を登園させた後、車で出社します |
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8:00 | 始業 朝礼後に前日の夜間運転で仕上がった品物の寸法検査、仕上げ加工を行います |
12:00 | 昼食 持ち場の机で同僚と昼食をとります |
12:40 | 午後の業務 午前中の業務の続きと明日の準備を行います |
17:00 | 退社 帰宅途中で子供を保育園に迎えに行きます |
18:00 | 帰宅 夕食を食べ家事を終えたら、TVを見たりゲームをしてリフレッシュします |
23:20 | 就寝 翌日の仕事に支障が出ない時間に寝ることを心がけています |
設立 | 本社1965年 |
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資本金 | 6,000万円 |
従業員数 | 全体135名 |
平均年齢 | 全体42.7歳 |
職種 | 本社 総合職(機械加工・製品組立・設計開発・資材調達・技術営業) |
雇用形態 | 正社員 |
給与 | 高校卒153,000円~ 高専・専門卒 159,000円~ 大卒 176,000円~ 賞与2回/年、昇給制度あり |
勤務時間 | 8:00~16:55 (休憩55分) |
休日 | 日曜・祝祭日・隔週土曜日および会社指定休日 年間休日105日 |
ホームページURL | https://www.yamasakigiken.co.jp/ |