創業から77年。“鍛造に不可能はない。”そう言える日を目指して大きな夢を掲げ、日々研究と開発を続けてきたからこそ辿り着いた、当社ならではの技術力があります。

私たちの製品は、新幹線、明石海峡大橋、京セラドーム大阪、高速道路をはじめ、建設機械やタンカー、半導体関連、ロボットなど各種産業機械の部品に使われています。「鍛造」という言葉には馴染みのない方がほとんどだと思いますが、生活していく中で欠かすことはできない大事なモノに当社の製品は使われています。

また、当社はISSグループに属しており、無借金経営を実現している安定企業です。

エアースタンプハンマーというとんでもなく大きな機械を操り、高温に熱した金属を金型で叩いて、製造します。この技法は叩いて造る、言い換えると鍛えて造ることから鍛造と呼びます。大きな音と振動の中でのモノづくり。とてもダイナミックで思わず息を呑むような光景です。

豪快で大胆に見えますが、微妙な力加減で製品の出来栄えは大きく変化します。ここが職人の腕の見せ所。実は繊細さも必要な仕事です。

また、当社は鍛造だけでなく旋盤、マシニングセンタという金属を削る機械もあるため、様々なフィールドで働くことができ、女性でも活躍できます。

社員の半分はなんと30代以下。この業界ではとても珍しいことです。熟練の技が必要な仕事ですが、きちんと技術継承されている証です。

ほとんどの社員は未経験で入社しており、約2週間の研修後に配属が決まります。OJTでしっかりと教育を受けながら、仕事を覚えることができます。育成の仕組みが充実しており、着実に成長できる環境です。

また、当社は、社員が長く快適に過ごせるように、働く環境や待遇の整備に力を入れています。そのような風土が影響し、ありがたいことに社員が親族や友人を紹介してくれることが多くあります。その中でも親子2代、なかには4代も続けて勤務している社員もいます。

恒光　一輝さん（入社2年目）

転職活動をする上で大事にしていたのは、高知県で働けることと待遇です。地元の高知にいたかったし、子どもが生まれたばかりでしたので、家族のためにも待遇はしっかり確認していました。

私が大切にしたかったのは、正当に評価されること。会社へ貢献することは当たり前ですが、やはり成果が出たときにはきちんと評価してほしいし、逆に足りない部分があればフィードバックをしてほしい。それが自分のキャリアのためにもなります。当社は年間目標を立てた上で1年間の仕事に臨みます。そして、年に3回はフィードバックの機会があります。もちろん、それ以外にも日頃からコミュニケーションを取っているのでアドバイスももらえます。このように成長を促す仕組みが整っていることが私にとっては魅力ポイントでしたね。

あとは、家族のことを考えると住宅補助の存在も大きく、とても助かっています。会社にこれだけの環境を用意してもらっている分、今後は生産管理として大いに貢献していくつもりです。

前田　一真さん（入社18年目）

仕事が終わる時間はその時々の生産量によって大きく変わりますが、おおよそ18:00くらいには退社します。

家に帰ると家族との時間。妻と子ども3人の5人家族で、自分で言うのも恥ずかしいですが、明るくてにぎやかです。誰かが歌を歌い始めると、他の誰かが合わせて歌い出し大合唱が始まる愉快な一家です（笑）。

趣味は釣りです。季節によって釣れる魚が違うので、これがまた楽しいです。イカ釣りやナガレコという貝を採ったり、ウナギを採ったり、釣りも奥が深くて飽きることがありません。