本年度、新しく始まる第5期産業振興計画では、「人口減少下でも持続的に成長していく商工業の実現」を掲げ、5本の柱により取り組みを進めます。その中で、工業技術センターは柱1「絶え間ないものづくりへの挑戦」や柱5「デジタル技術の活用等による生産性の向上と事業構造の変革の促進」の部分を担当します。
第4期に引き続き、「高付加価値な製品・技術開発支援」を担うとともに、ものづくり企業の生産性向上に向けたデジタル化の促進・支援強化のため、「ロボット・AIなどを活用した製造ラインのスマート化の支援」や「デジタル化に対応するための人材育成」にも積極的に取り組みます。
また、グリーン化、グローバル化の視点から、CO2排出削減技術開発などのグリーン化関連産業支援、科学的マーケッティングに基づいた土佐酒輸出拡大などのグローバル化支援についても技術面から積極的に取り組みます。
基幹業務である技術支援では、RoHS試験(ISO17025国際認証)やEMC試験など、品質面から製品競争力を担保する支援にも引き続き取り組んでまいります。
こうした取り組みを通じて、これからも企業の皆さまのニーズに適切に対応しますとともに、信頼される工業技術センターであり続けたい所存ですので、今後ともご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
令和6年4月1日
工業技術センター所長 刈谷 学