この装置は競輪の補助を受けて導入しました。
図1 トリプル四重極ICP-MS
この装置は、液体試料中の微量無機元素を高精度(~ppt オーダー)で定性、定量分析可能な汎用性の高い装置です。同じく無機元素を測定する弊所所有の装置の中で最も低濃度まで測定可能です。試料
中元素をプラズマでイオン化し、電磁場で質量分離後、MS 検出器で検出します。
液体試料に限らず、固体試料も酸分解などの前処理により溶液化することで測定可能です。なお、トリプル四重極により材料分析などの高マトリクス試料に対応可能です。
環境や食の安全を意識した微量重金属分析や、製品の高度化のための原材料中の微量不純物分析などで利用できます。
使用料項目 |
トリプル四重極ICP-MS |
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機器の仕様
メーカー | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 |
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型式 | iCAP TQ |
スペック | ・定性分析、半定量分析、定量分析 ・シングル四重極としての測定も可能 ・CR ガス:He、H2、O2 ・オートサンプラ:14mL 容器×120 個 ・低マスカットオフ機能 ・耐フッ酸試料導入キット ・オンライン内標準添加キット ・ガス希釈機能:希釈率約 10 倍 |
特記事項 |
この装置は競輪の補助を受けて導入しました。 |
導入年度 | 令和5年度 |
導入事業名等 | 公益財団法人JKA「公設工業試験研究所等における機械設備拡充補助事業」 |
お問い合わせは 資源環境課 まで