包装した食品を超低温の液体アルコール(-35℃)に漬けて、急速に凍結させる装置です。気体よりも熱が伝わりやすい液体を用いて急速に凍結させることで、食品の中心温度が最大氷結晶生成帯(-1~-5℃、下図参照)を短時間に通過し、凍結時にできる氷の結晶を小さくすることができます。これにより食品の細胞が壊れにくくなり、解凍時のドリップの低減、鮮度保持や品質の向上につながります。
最大氷結晶生成帯とは凍結過程において長時間食品が滞留していると大きな氷結晶が生まれる温度帯。
食品中で大きな氷結晶ができると食品の組織を物理的に破壊し、品質が劣化する。
引用:「食品関係者のための食品冷凍技術」
使用料項目 | ブライン凍結機 |
---|
使用例
精肉、鮮魚、果物、その他加工食品全般の急速凍結に必要な時間(分)
機器の仕様
メーカー | 米田工機株式会社 |
---|---|
型式 | リ・ジョイスフリーザー RF-10L |
スペック | 冷却温度 -35℃ 凍結有効スペース(W/D/H)700/360/270 (mm) 棚有効スペース (W/D/H) 691/965/ 32 (mm) 全6段で各棚取り外し可能 |
特 徴 | ブライン液を自動で撹拌 ブライン液として金属腐食性のないアルコールを使用芯温調節範囲 電動式昇降機付き(耐荷重30kg) |
特記事項 |
- |
導入年度 | 平成29年度 |
導入事業名等 |
|
お問い合わせは 食品開発課 まで