この装置は競輪の補助を受けて導入しました。
図1 原子吸光分光光度計「フレーム法・水素化物発生法」 図2 原子吸光分光光度計「還元気化法」
原子吸光分光光度計は、工業製品、食品、医療品、材料及び廃棄物等に含まれる無機成分の含有量の測定に用いられています。今回導入した機器は、(1)原子吸光分光光度計「フレーム法・水素化物発生法」と(2)原子吸光分光光度計「還元気化法」の2つの構成となっています。
フレーム法は、Na、K、Pb、Fe、Zn、Mn、Cr、Cu等の元素を測定することができ、水素化物発生装置を接続することによって、低濃度のAs、Se、Sb等を測定することができます(図1)。 還元気化法は、Hgに特化しており、超低濃度の定量分析が可能です(図2)。
この装置を用いることで、製品原料や純度測定のための不純物分析、海洋深層水や産業廃棄物の管理など環境分析、食品や医薬品関連の有害物の分析、食品表示のための塩分分析及びRoHS指令の水銀分析などが可能です。
使用料項目 |
原子吸光分光光度計 |
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機器の仕様
メーカー | (1)株式会社アナリティクイエナ (2)日本インスツルメンツ株式会社 |
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型式 | (1)novAA800 (2)RA-4300 |
スペック | 測定方式 (1)フレーム法(標準バーナー)、電気炉加熱による水素化物発生法 (2) 還元気化法 測定元素 (1)Na、K、Pb、Fe、Zn、Mn、Cr、Cu、As、Se、Sb (2) Hg |
特記事項 |
この装置は競輪の補助を受けて導入しました。 |
導入年度 | 令和2年度 |
導入事業名等 | 公益財団法人JKA「公設工業試験研究所等における機械設備拡充補助事業」 |
お問い合わせは 資源環境課 まで