この装置は競輪の補助を受けて導入しました。
パイロライザーガスクロマトグラフ質量分析装置は、プラスチックや繊維など、様々な固体試料中に含まれている有機成分の組成や成分量を分析することができ、加熱により発生する材料中のガス成分の分析や、プラスチックやゴムなどといった高分子材料の組成分析、さらに高分子材料中に含まれる添加剤の成分分析などに用いられています。これにより、例えば紙・不織布製品中の原料由来の不純物量測定による歩留まり評価や製造工程における有機異物の同定などに活用できます。
使用料項目 |
パイロライザーガスクロマトグラフ質量分析装置 |
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機器の仕様
メーカー | 日本電子株式会社など |
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型式 | JMS-Q1500GCなど |
スペック | ガスクロマトグラフ部: カラムオーブンは室温+5~450℃の範囲で1℃毎に制御可能 キャリアガスは高純度ヘリウム(99.999%以上)が使用可能で、圧力及び流量、スプリット比が電子制御可能 温度プログラムで昇温時にキャリアガスをコンスタントフロー可能 注入口はスプリット/スプリットレス注入口であり、キャピラリーカラムに対応し、注入口内部を不活性処理したものを2口以上有する 最大注入口温度は400℃以上であり、1℃毎の設定が可能 質量分析部: イオン化法として、EI法、CI法が可能 イオン化電圧は10~150eV、イオン源温度は150~300℃の範囲で設定可能 インターフェース温度は50~300℃の範囲で設定可能 分析質量は1.6~1022amuの範囲で測定可能 スキャンスピードは20,000amu/秒以上、ダイナミックレンジは1×106以上 スキャン、SIM、スキャン/SIM同時測定がそれぞれ可能 |
特記事項 |
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導入年度 | H30 |
導入事業名等 | 公益財団法人JKA「公設工業試験研究所等における機械設備拡充補助事業」 |
お問い合わせは 資源環境課 まで