当センターは、県の産業振興計画を官民協働で推進し、『地産外商が進み、地域で若者が誇りと志を持って働ける高知県』を目指して以下の事業を実施していきます。
公益財団法人JKAの補助などを受けて機器を導入し、試験研究業務を円滑に行うとともに、企業の製品開発や品質管理などを支援します。
新たな技術や先進的な取組事例を調査し、県内企業等への技術導入の可能性を探索します。また、ホームページ等による技術情報の提供、定期刊行物の発行や他機関への投稿によりセンターの利用や成果の技術移転を促進します。
企業からの依頼分析試験を行い、企業の技術開発や商品開発、品質管理などを支援します。
特に、電気・電子製品等の輸入時に設けている水銀などの有害物質規制に対応した高度分析機関の国際認証(ISO/IEC17025)を県内で唯一取得しており、企業が海外への商品を輸出する際に国際的な認証機関からの報告を求められた場合には、当センターで対応することにより品質保証や利便性の向上が図られます。
県内の中小企業や組合、団体等の振興を図るため、基礎的な研究や調査、事業化の可能性調査、研究終了後の事業化・商品化へのフォローアップを行います。
食品分野やものづくり分野の製品開発と技術力の向上を支援するとともに、産学官連携による新素材・新技術の研究開発を推進し、企業への普及を行うことで、地域産業の振興を図ります。
(紙産業技術センターと連携)
<技術者養成講座>
工業技術センター職員や外部人材を講師として、分析化学、材料、測定技術、食品、環境分野の「技術者養成講座」を開催し、人材育成を図ります。
<中核人材養成講座>
中小企業大学校四国キャンパスと連携し、企業の職長を対象とした「現場の改善等に取り組む中核人材養成講座」を開催し、自社・自部門での現場改善と改善活動定着手法を実践的に身につけます。
<特別技術支援員による支援>
外部人材を食品加工特別技術支援員として工業技術センターに登用し、技術レベルに応じた研修、技術相談、巡回指導、商品の開発支援を進め、食品加工分野の技術者の育成や食品加工高度化を支援します。
個別企業等の技術課題に対する専門家派遣や、新たな技術を導入する分科会への専門家の招へいなど、外部の専門家を活用した企業支援を強化します。
適正な計量の実施を確保し、経済の発展及び文化の向上に寄与します。
所管区域は県内全域ですが、「高知市」は昭和42年3月に「特定市」として国の指定を受けており、特定計量器の検定検査及び立入検査等の業務を所管しています。
【お問い合わせ】工業技術センター研究企画課 088-846-1167