特定行為及び特定行為研修の実施について（お願い）

　特定行為とは、あらかじめ医師が定めた手順書に準じて、看護師が診療の補助を行うことです。
　看護師による特定行為を実施するメリットは、看護師が医療チームの一員として、患者さんの状態に応じ、タイムリーかつ迅速に適切な医療を提供することにあります。
　当院は、厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度」の協力研修機関です。

特定行為研修の実施

　特定行為研修機関の入試に合格した看護師が、厚生労働省省令に基づき実習を行っています。
　特定行為研修課程の看護師は、指導医師とともに実習しています。
　対象の患者さんには事前に説明を行い、患者さんの安全を確保するとともに、指導医師の助言や指導を受けて特定行為実習を行います。
　説明に同意した後でも、実習を拒否することができます。また、拒否したことを理由に、治療及び看護上の不利益を被ることはありません。
　患者さんの個人情報に関しては、適切に管理いたします。

特定行為の実施

　当院では、上記研修を修了した看護師（特定看護師）が特定行為を実施しています。

当院で実施している特定行為

特定行為	特定看護師が実施する行為	研修生が実施する行為
手術中の呼吸器管理やチューブの位置調整、設定の変更を行います。	★	★
硬膜外カテーテルから鎮痛剤の投与や投与量の調整を行います。	★	★
動脈からの採血や点滴の確保を行います。	★	★
点滴管理について、点滴の量や栄養成分の調整を行います。	★	★
抗けいれん薬などの薬剤の投与を行います。	★	★

　特定看護師及び特定行為研修課程の看護師に関するご意見やご質問がありましたら、指導医師や看護師などに直接お尋ねください。
　または、2階「医療相談室」でも対応しております。
　ご理解とご協力をお願いいたします。