１．山のくじら舎の視察

　県産材を使った木のおもちゃなどを製造する木工会社「山のくじら舎」を視察させていただきました。
　元気なお母さんたちが中心となって、木の温もり溢れるおもちゃを一つ一つ心を込めて手作りされています。子どもの成長に合わせた商品バリエーションが多く、秋篠宮妃殿下が悠仁様のために御購入された商品もあります。安芸市のふるさと納税のお礼の品としても人気が高く、リピーターの寄附者も多いそうです。
　心を込めておもちゃを制作されているところを拝見し、安芸市を木製玩具の産地にしたいという思いに感銘を受けました。
　
　

２．移住者の方々との意見交換

　安芸市へ移住した皆さんと意見交換をさせていただきました。
　皆さんが従事されている各分野（移住支援、施設園芸農家、中山間地域支援、商業、防災、福祉）で取り組まれていることや課題などについてお話をお伺いしました。
　また、安芸市に移住を決めた経緯や、移住し感じている魅力や困りごとなどについて貴重なご意見を伺い、今後の移住に関する施策を検討するうえで、大いに参考となるお話をいただけたと感じたところです。

３．移動販売事業の取組の視察

　人口減少と高齢化が著しい奈比賀大江地区において、買い物支援のための移動販売事業を行っている「かまん企画」の取組を視察させていただきました。
　増加傾向にある利用者に応えるため、人材や車両の確保、また総合的な運営体制の課題などについて貴重な意見をいただくとともに、地域の方々に愛されながら、移動販売事業を行われている姿に大変感銘を受けました。
　

４．奈比賀地区「１０円カフェ」の取組の視察

　奈比賀公民館では、１０円で参加できる茶話会として、地域住民の交流の場となっている「１０円カフェ」に参加させていただきました。
　地域コミュニティ活性化に向けた住民主体の取組を行われている皆さんのお話をお伺いし、伝統行事や文化を次の世代につなげられるよう、無理のない範囲で、楽しみながら活動することが長続きのポイントだと教えていただきました。現在では、姉妹都市である兵庫県たつの市とも交流があるそうです。
　皆さんと交流させていただき、大変楽しい時間を過ごすことができました。
 

５．農福連携の取組の視察

　農福連携の取組を実践されているハウスを視察させていただきました。
　障害者雇用に関して、「障害者の経済的自立に向けた安定的な収入の確保」「農閑期（夏場）の仕事の確保」などの課題についてお話をお伺いし、今後県として取り組むべき課題について考えさせられるとともに、受入農家としての理解の深さに感銘を受けました。

６．伊尾木洞及び観光案内所の視察

　近年多くの観光客が訪れている伊尾木洞と、本年２月に完成した伊尾木洞観光案内所を視察させていただきました。
　観光案内所では、安芸市及び県東部地域の観光情報を発信されているほか、インバウンド対応としてWi-Fi等も整備されています。
　観光ボランティアガイドの皆さんに洞穴の魅力を丁寧に教えていただき、観光スポットとしての更なる発展に期待が高まりました。