産学官連携産業創出研究推進事業の採択状況及び実績

公開日 2024年03月29日

更新日 2024年10月01日

 本県の産業振興を目的として産学官連携による研究開発を支援する「産学官連携産業創出研究推進事業」について、これまでの採択状況、契約・交付情報、研究実績等を公表いたします。

1 産学官連携産業創出研究推進事業について

※R2年度までは「産学官連携新産業創出事業」でした。

(1)産学官連携産業創出支援事業(補助事業)

支援対象:企業ニーズや大学等の研究シーズを基にした産学連携による共同研究であり、将来的に本県での事業化が期待できる研究のうち、次のいずれかの段階に該当する研究

 ◆チャレンジ型 ※令和3年度で終了しました。
  事業化の可能性を探る予備的かつ実験的な研究段階であって、おおむね2年以内に本格的な実用化研究や事業化研究への移行が見込めるもの

 ◆実用化研究型
  実用化につなげる本格的な研究段階であって、おおむね3年以内に事業化研究に移行が見込めるもの

 ◆事業化研究型
  実用化研究の成果等を事業化するための実証・評価等の段階であって、おおむね2年程度で事業化が見込めるもの

<経緯>
・令和2年度 事業創設
・令和3年度 チャレンジ型の新規募集終了

(2)産学官連携産業創出研究推進事業(委託事業) ※終了しました。

支援対象:大学等の研究シーズ等を活用し、将来的に事業化が期待できる新たな研究開発要素を持った実用化研究のうち、次のいずれかの段階に該当する研究

 ◆チャレンジ枠
  事業化の方向性等を探る予備的研究段階であって、2年以内に本格的な研究段階(通常枠)や事業化研究(製品化の研究)に移行できるもの

 ◆通常枠
  実用化につなげる本格的な研究段階であって、3年以内に事業化研究(製品化の研究)に移行できるもの

<経緯>
・平成23年度 事業創設
・令和元年度 従来の支援内容を「通常枠」とし、「チャレンジ枠」を新設
・令和元年度(平成31年度) 新規テーマ募集終了(産業創出支援事業に統合)

(3)産学官連携事業化支援事業(補助金) ※終了しました。

支援対象:大学や企業等による実用化研究の成果や優れた技術等を活用し、2年以内に製品又は試作品開発が見込める研究

<経緯>
・平成29年度 事業創設
・令和元年度(平成31年度) 新規テーマ募集終了(産業創出支援事業に統合)

(4)産学官連携多分野利用促進事業(補助金) ※終了しました。

県内企業がこれまでの研究成果として有する技術等をさらに発展させ、当該技術等の多分野利用を促進するための研究

<経緯>
・平成28年度 事業創設
・平成30年度 新規テーマ募集終了(事業化支援事業に統合)

2 これまでの応募・採択状況

年度 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

R元

R2 R3 R4 R5  R6  合計
(1)産学官連携産業創出支援事業 チャレンジ型 提案件数                   1 2      

3

採択件数                   1 1※1       2
実用化型 提案件数                   3 2 4 6

0

15
採択件数                   2 2 2※2 2※3 0

8

事業化型 提案件数                   0 0 1 0 2 3
採択件数                   0 0 1 0 1 2

(2)産学官連携産業創出研究推進事業  

通常枠 提案件数 19 11 4 7 5 9 4 4 3           66
採択件数 3 2 2 2 2 2 2 1 1           17
チャレンジ枠 提案件数                 4           4
採択件数                 3           3
(3)産学官連携事業化支援事業 提案件数             3 3 3           9
採択件数             3 2 2           7

(4)産学官連携多分野利用促進事業

提案件数           1 0 0             1
採択件数           1 0 0             1

 ※1:採択後辞退のため交付決定は行っていません。
 ※2:2件中1件は採択後辞退のため交付決定は行っていません。
 ※3:2件中1件は採択後辞退のため交付決定は行っていません。

3 契約・交付情報、事業の実績 ※R6年10月 契約・交付情報を更新しました。

※補助委託事業完了日の属する会計年度の翌年度以降の5年間については実績等について後追い調査をしていますので、その結果を掲載しています。後追い調査終了事業の実績等は最終調査の時点の情報です。

(1)産学官連携産業創出支援事業(補助金)

採択年度

終了

年度

区分 テーマ

交付情報・研究概要・実績

R2 R3 チャレンジ型 施設園芸における栽培環境を保持した二酸化炭素供給システム開発 研究概要・実績一覧(補助・創出支援)[PDF:159KB]
R5 実用化型 血液透析中の血圧低下を改善する空圧パンツ装置の開発
R3 実用化型 養殖トロガツオの実現に向けて!カツオ種苗生産及び養殖に関する技術開発
R3 R6 実用化型 小規模酒造でも実施可能な超短期的かつ自在な新酒開発事業の創出
R5 実用化型 β-グルカンを利用した『免疫を維持する』機能性表示食品の開発
R4 R5 実用化型 河川構造物及び周辺河床の安定化に資する新工法(護床工)の試作開発
R6  事業化型 激甚災害に適用可能な水陸両用スクリュー式泥上車の試作開発
R5 継続中 実用化型 微細藻類 固液分離・回収システムの開発
R6 継続中 事業化型 県内酒造の自在な新酒開発を目指す醸造支援クラウドデータベース『TOSA(土佐)』の構築と実装

(2)産学官連携産業創出研究推進事業(委託事業)  

採択年度

終了年度 区分 テーマ

契約情報・研究概要・実績

H23 H25   南海地震による津波被害軽減と浸水継続時間を短縮する対策技術の開発 研究概要・実績一覧(委託)[PDF:186KB]
県産未利用有用植物の活用に向けた農商工医連携基盤の構築と事業化
高知県の基盤産業である第一次産業を活性化させるマイクロバブルシステムの開発
H24 H26   動脈・静脈穿刺ナビゲーション装置の開発
生分解性抗菌ナノ粒子を不織布加工技術と融合させた医療分野への商品開発および農業水産分野への新規抗菌技術開発
H25 H27   ショウガを利用した嚥下機能改善品の開発
球状多孔質無機酸化物ナノ粒子の大量合成技術開発及び実用化研究
H26 H28   乳化分散産業界を一新させる革新的乳化分散技術の研究開発
生鮮食品等の高衛生・鮮度保持に関する新たな冷却媒体生産システムの研究開発
H27 H28   総エネルギ量の省力化を図った正浸透法による海水の淡水化システムの実用化研究
H29   高知県の鉱産資源(石灰)の活用とフッ素資源の循環利用に資するフロン分解原理の研究開発
H28 H28   持続可能な海底鉱物・エネルギー資源開発に資する海中現場観測機器・運用システムの開発
H30   食用カンナの多分野活用の研究
H29 R2   ユズ成分の機能性を利用した健康領域新産業創出
H31   迅速な殺藻作用を持つ樹脂系ナノ粒子の機能向上と環境負荷の評価
H30 H30   ミョウガの健康食品としての価値の創出及び多分野利用に関する研究開発
R元 R3 通常枠 海中ラマン分光装置開発から創(はじ)める水中レーザー産業への種蒔き
R3

チャレンジ枠

ユズ熟練農業者の栽培管理技術の指標化と適正着果に関する研究
高信頼性・高並行性を有するElixir言語を応用した工業制御用のIoTノードとクラウド連携技術の研究開発
直接電解オゾン水を活用した加工用ショウガ洗浄・殺菌装置の開発

(3)産学官連携事業化支援事業(補助金)

採択年度

終了年度 テーマ

交付情報・研究概要・実績

H29 H30 生鮮食品に対応する次亜塩素酸スラリーアイスの自動生成システムの開発 研究概要・実績一覧(補助・事業化)[PDF:107KB]
スズメバチ忌避剤を利用したミツバチ保護装置の開発と営巣活動防止剤の開発
低エネルギー・低乳化剤を実現する革新的乳化分散装置の製品開発
H30 H31 フッ素資源の循環利用に資する環境負荷低減型フロン分解装置の開発
球状多孔質無機酸化物ナノ粒子構造体の事業化
R元 R3 森林害獣の学習効果を利用した多段階防御機能を有する苗木保護技術の開発
R3 健康長寿を実現!!歯科医療マネジメントシステムの開発

(3)産学官連携多分野利用促進事業(補助金)*H30廃止

採択年度

終了年度 テーマ

交付情報・研究概要・実績

H28

H30 ファインバブルの革新的利用に基づく地方創生事業を目指した研究開発 研究概要・実績一覧(補助・他分野)[PDF:55.3KB]

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 産業振興推進部 産業イノベーション課

所在地: 〒780-8515 高知市永国寺町6番28号 高知県産学官民連携センター「ココプラ」内
電話: 088-823-9781
ファックス: 088-821-7112
メール: 121701@ken.pref.kochi.lg.jp

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