公開日 2022年01月24日
令和3年度「高知県高校生津波サミット」
令和3年度の「高知県高校生津波サミット」は、令和3年11月14日(日)にオンライン方式により開催し、実践校9校、参加校31校の高校生及び教職員122名が参加しました。
講演では、菊池のどか氏に「高校生にできること ~東日本大震災を通して~」の演題でお話しいただきました。菊池さんは、釜石市立釜石東中学校在学時、東日本大震災を経験し、生徒主体の率先避難を行っています。その時に経験されたことや感じたことについて丁寧に話してくださいました。講演を聞いた高校生からは、「もっと自分の防災への意識を高めたい」、「地震・津波からの避難行動や日頃の備えについて考えさせられることが多く、生徒のみんなに共有したい」、「さらに防災について詳しく調べるべき」など、自分事として防災について学び、防災意識を高めていかなければいけないという多くの意見がありました。
実践校による取組発表では、嶺北高校、宿毛高校、大方高校の3校に発表していただきました。しっかりとしたテーマを持った各学校の取組は、今後の高校生の防災活動の充実や広がりにつながるものでした。これらの取組について、高知大学教授の原忠先生から、各校周辺の地勢の特色を含めアドバイスをいただきました。
グループに分かれての意見交流では、各校代表生徒が参加し、グループごとに決められたテーマに沿って話し合いを行いました。「地域によりそれぞれ自然条件は異なるが、地震で揺れることを前提にしなければいけない防災対策がある」、「今後は地域と積極的に連携をとっていきたい」など活発な意見交流をすることができました。
閉会の言葉は、高校1年生から高校生津波サミットに参加している岡豊高校3年生 戸梶綸乃さんが行いました。「高知県高校生津波サミットを通して学んだ多くの知識により、必ず起こる南海トラフ地震に対し早めの対策をとり、今後も防災について学び続けていきたい」と、3年間の学びや防災の重要性を県内の高校生に伝えました。
趣 旨
平成28年11月、本県の黒潮町で日本を含む世界30カ国の99校、361名の高校生が一堂に会し、「『世界津波の日』高校生サミットin黒潮」が開会され、若き高校生たちが防災リーダーとしてそれぞれの国や地域で活動していく決意を表明した「黒潮宣言」が採択されました。その黒潮宣言に基づき、今後、高知県の未来を担っていく高校生が防災リーダーとして成長し、活躍することを目的に開催します。
開催方法
Zoomによるオンライン方式で実施
日 程
令和3年11月14日(日) 9:15~12:00
開 会(9:15~9:35)
- 高知県教育長挨拶
- 高知県知事からのメッセージ
- 尾﨑衆議院議員からのメッセージ
(「世界津波の日」高校生サミットの理念を踏まえて)
講 演(9:35~10:25)
「高校生にできること ~東日本大震災を通して~」
株式会社8kurasu 防災教育推進担当
釜石市立釜石東中学校 卒業生 菊池のどか 氏
実践校による取組発表(10:30~11:15)
- 高知県立嶺北高等学校
嶺北高等学校_発表パワーポイント[PDF:2MB] - 高知県立宿毛高等学校
宿毛高等学校_発表パワーポイント[PDF:5MB] - 高知県立大方高等学校
大方高等学校_発表パワーポイント[PDF:3MB]
グループに分かれての意見交流(11:15~11:55)
- 司会:実践校及び実践委員の生徒
閉会(11:55~)
- 高知大学教授 原 忠先生から防災への取組についてアドバイス
- 株式会社8kurasu 防災教育推進担当 菊池のどかさんからのメッセージ
- 岡豊高等学校3年生 戸梶綸乃さんの閉会の言葉
この記事に関するお問い合わせ
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