令和5年度 高知県雇用対策本部会議の概要

公開日 2024年03月15日

開催日:令和6年2月13日

 

■議題

1   雇用失業情勢について

2 令和6年度雇用対策について

(1)雇用対策の取り組み(案)について

(2)県と労働局との雇用対策協定関係

3 その他

 高知県雇用対策本部設置要綱の一部改正(案)について

4 質疑等

 

【開会】 

 副本部長による(商工労働部長)による進行

 

【議題1】雇用失業情勢について 


◆高知県の雇用失業情勢(令和5年12月分)について 〈資料1〉
(高知労働局長) 
 濵田知事をはじめ、高知県の皆様には、日頃より、労働行政に関し、ご理解、ご協力を賜り感謝申し上げる。また、このような説明する機会をいただき、重ねて感謝申し上げる。
 令和5年12月の有効求人倍率(季調値)は1.14倍で、前年の同月の1.24倍と比べて0.1ポイント減少しており、雇用失業情勢は改善の動きにやや弱さがみられる状況にある。
 前年同月との原数値比較では、有効求職者数(原数値)が552人(+4.8%)増加しており、8か月連続して増加する一方で、有効求人数は(原数値)▲477人(▲3.2%)減少しており、7か月連続の減少となっている。
 求職者については、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行した以降、高年齢の求職者が増加している状況である。さらに、最近では、在職中の求職者が多く、より良い条件を目的として、1月以降の転職を考えている方が多くハローワークに来所している状況。
 求人については、各産業とも、引き続き慢性的な人材不足であり、人員の確保に苦慮している状況。そのような中で、従前のとおりに求人を出しても人材を集めることが困難であることから、求人内容や数を精査していている状況にあるとともに、「人材派遣会社の利用」、「外国人技能実習生の受入れ」などで人員の確保をしているといった事業所も増えている。
 こういった状況の中で、高知労働局、ハローワークでは、就職に向けて適切にアドバイスや支援を行うとともに、人材不足となっている分野へのマッチングに全力で取り組んでまいる。(p.1)

 外国人雇用状況について、令和5年10月末現在の高知県内の外国人労働者数は4,510人であった。これは平成19年に届け出が義務化されて以降、過去最高の数値を更新し、労働者数は727人、19.2%と高くなっている。国別で見るとベトナムが一番多く37.9%を占め、次いでインドネシア、フィリピンの順になっている。全国を見ると、ベトナムが一番多く、次いで2番目が中国、フィリピンとなっているので、その点、全国と高知では国別で見たときに違いが出ている。
 次に在留資格別で見ると、技能実習生が52.7%、次いで専門的技術的分野の在留資格が24.9%であり、令和4年度が20.2%だったことを踏まえると、この分野は増えている状況と言える。この主な要因がここに含まれる特定技能であり、令和4年度と比較すると、特定技能が334人から682人に増加、また、一番最後の在留資格の特定産業分野別では、農業において166人が292人に、介護においては33人が106人ということで、技能実習生ともに特定技能が増加している。(p.2)

 最後に、紹介になるが、障害者の法定雇用率が今年の4月から引き上げられ、現在の2.3%から2.5%になる。さらに令和8年度には2.7%に引き上げられることから、今後とも障害者雇用についても積極的に進めてまいりたいので、ご協力をお願いしたい。(p.3)

 

 

【議題2】令和6年度雇用対策について


◆令和6年度雇用対策の取り組み(案)について 〈資料2-1〉
(事務局)
 一番上に記載しているように、令和6年度における本県の雇用対策の方針は、本県の最重要課題である人口減少対策として展開する「高知県元気な未来創造戦略」の目指す姿と連動させており、「『将来を担う若者が、地域地域で魅力のある仕事に就き、いきいきと住み続けられる元気な高知県』の実現を目指す」としている。

 資料中程の図では、雇用対策の柱として、「魅力のある仕事を創出」と「新しい人の流れを創出」の2つを掲げた。
 柱1の「魅力のある仕事を創出」については、賃上げ環境の促進などによる県内事業者の魅力向上や起業のさらなる促進、若者・女性からニーズのある企業のさらなる誘致を実施することによって、若者に選ばれる魅力のある仕事を創出していく。
 柱2の「新しい人の流れを創出」については、あらゆる産業分野で人手不足が深刻化している状況を踏まえて、大学生等への就職支援による県内就職の促進のほか、移住の促進や外国人材の活躍推進により、若者を中心とした多様な人材を確保できるよう、取り組んでまいる。
 この2本の柱のもと、「経済の活性化」をはじめとする基本政策と横断的な政策による様々な取り組みを通じて雇用対策を推進することで、「県経済の持続的発展」が生み出され、「いきいきと仕事ができる高知」の実現につながるものと考える。

 また、こうした県の取り組みを効果的なものとしていくためには、国の雇用対策との連携が不可欠となる。この資料の下段に国の雇用対策を記載しているが、その上に、県と国との協定や、連携した取り組みを記載している。

 

(副本部長)
 令和6年度の雇用対策の取組について、本内容でよろしいか。

(本部員)
 異議なし


◆県と高知労働局との雇用対策協定関係 〈資料2-2〉
(事務局)
 平成26年7月に、県と高知労働局は、「雇用対策協定」を締結しており、双方の強みを最大限に活用し、相互に連携して雇用対策を推進している協定第2条の規定に基づき、「県と労働局で構成する雇用対策協定運営協議会」において、連携した取り組みを事業計画として毎年度策定し、その事業の評価などについて、協議を行うことになっている。1月26日に開催した運営協議会では、令和5年度事業計画で、目標を設定している事業の進捗状況の報告と、令和6年度事業計画の策定を行った。(p.1)

 p.2は左側が令和5年度事業計画の概要、右側が令和6年度事業計画の概要であり、変更箇所には下線を引いている。
 まず、1から4の大項目については、令和5年度の事業計画と同様。
 中項目については、左側の大項目4「その他 連携して推進する取組」にある1つ目の中項目を、社会経済活動がコロナ禍から回復傾向にあることから削除したのみであり、このほかに変更点はない。
 中項目の横にある、赤の「丸重(まるじゅう)」というマークについては、令和6年度の事業計画において、国と県が連携して重点的に取り組む項目を示している。
 小項目には「年収の壁を意識せずに働ける環境づくりの支援」や「女性の活躍の場の拡大」などを追加している。(p.2)
 

(副本部長)
 質問はあるか。

(本部員)
 質疑なし

 

【議題3】その他

◆高知県雇用対策本部設置要綱の一部改正(案)について 〈資料3〉

(事務局)
 高知県雇用対策本部は、設置要綱第1条の趣旨にもあるように、「厳しい雇用情勢等に対処し、働く場の確保・創出を効果的かつ円滑に進めるため」設置された。
 設置当時は、「働きたいけれど働く場がない」という状況であったが、現在は、「雇いたいけれど人がいない」という人手不足の状況にあり、雇用対策に求められるものが変化している。
 こうした情勢の変化に対応できるよう設置要綱の文言を整理することとし、資料3新旧対照表のとおり一部改正することを提案する。

(副本部長)
 事務局からの説明にもあったように、雇用を取り巻く環境は大きく変化してきている。2月12日の新聞に国立社会保障・人口問題研究所が公表した地域別推計人口で、2050年時点で全国の4割の市町村、本県では26の市町村で働き手が半減するという衝撃的な発表があった。今後担い手不足が進むこととを考え、先々を見据えて雇用対策本部でもしっかりと取り組んでいきたいと考えている。
 高知県雇用対策本部設置要綱の一部改正については、本内容のとおりとしてよろしいか。

(本部員)
 異議なし

 
【議題4】質疑等

 特になし

 

【閉会】


(高知労働局長)
 高知労働局は、今後とも、高知県と連携しながら、高知県で働く方・住まれる方が、よりよい安全で安心して働ける職場を目指して頑張っていきたい。今後ともよろしくお願い申し上げる。
 

(本部長(知事))
 本日は、中村局長はじめ、高知労働局の皆さんには、大変お忙しい中、ご参加いただき感謝申し上げる。
 本日の会議においては、各部局と県全体の雇用対策の方向性を労働局の皆さんとも共有させていただいた。

 今、県政の一番の課題は、人口減少問題への対応だと思っており、そのためには、
  ・ 「いきいきと仕事ができる高知」
  ・ 「いきいきと生活ができる高知」
  ・ 「安全・安心な高知」
 というあるべき高知県像の達成というのがそのまま人口減少対策に重なってくると思っている。
 中でも、特に若年層の人口減少傾向に早く歯止めをかけ、改善する方向へ持って行くべく、新しい戦略のもとに努力をしたいと考えている。その中でも、若者たちが魅力を感じるような仕事をいかに確保できるか、特に若い女性が高知に定着してもらえる魅力ある仕事を作っていくことが課題。
 併せて、人口減少対策を進める中で、労働力として期待される効果が出てくるのには時間がかかることから、当面の即効性がある対策として、外国人材の活躍を期待する。

 県のこうした取り組みの実効性を高めるためには、高知労働局をはじめ、関係機関との連携を深め、協力をいただきながら進めていくことが不可欠である。
 中村局長をはじめ、労働局の皆さんにおかれましては、引き続きのご支援、ご協力、そして連携をお願いしたい。今後ともよろしくお願い申し上げる。


(副本部長)
 令和5年度雇用対策本部会議を終了する。

 

 【資料1】雇用情勢について[PDF:1.6MB]
【資料2-1】令和6年度雇用対策の取り組み[PDF:326KB]
【資料2-2】雇用対策協定関係[PDF:205KB]
【資料3】高知県雇用対策本部設置要綱の一部改正[PDF:25.3KB]

 

※ 「有効求人倍率」は、公表当時の数値。
※  令和5年12月以前の数値は、新季節調整指数によって令和6年3月1日に改訂されている。

この記事に関するお問い合わせ

高知県 商工労働部 雇用労働政策課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 労政担当 088-823-9763
能力開発担当 088-823-9765
働き方改革担当 088-823-9764
就業支援担当 088-823-9766
ファックス: 088-823-9277
メール: 151301@ken.pref.kochi.lg.jp

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