公開日 2024年08月02日
梅雨が明けて暑さが本格化すると、熱中症予防がより重要になります。
8月には高知を代表するイベント「よさこい祭り」が開催されます。よさこい祭りでは、踊り子だけでなく観覧する人、スタッフも熱中症に注意しましょう。
また、他のイベントやスポーツ観戦でもしっかりと熱中症対策を行いましょう。
8月の暑さはどれくらい?
高知市では、1日平均気温・最高気温は8月上旬・中旬が最も高い時期となっています。そのうえ、地球温暖化のため年々暑さは厳しくなっています。
そのため、熱中症発生リスクは年々高くなっており、「他人事ではなく、自分もなるかもしれない」と考えて、暑さ指数や熱中症警戒アラートをチェックしながら対策を行いましょう。
よさこい祭りと熱中症搬送者数
8月は熱中症搬送者が最も多い時期です。よさこい祭りの期間中、2011年から2019年の高知市の1日あたりの平均熱中症搬送者数は約7.8人と、8月の他の日の約5倍になっています。
高知市の1日あたり熱中症搬送者数(2011年~2019年)
若者も要注意!
よさこい祭りには、踊り子として若者がたくさん参加することから若者の搬送数が大きく増加します。
39歳以下の搬送者数は、よさこい期間は約9倍に増加するのです。
高知市の1日あたり年齢別熱中症搬送者数(2011年~2019年)
道路の熱さにも要注意!
よさこい期間は、道路や屋外での搬送者数も大きく増加します。
道路での搬送者は、よさこい期間以外の8月に対してよさこい期間は約11倍、同様に屋外(公衆出入り場所)では、約5倍に増えていました。
晴れていると日差しや道路からの照り返しもあるため、より暑くなります。
アスファルトの表面は60度近くなることもありますので、いつも以上に気をつけましょう。
特に、子どもは道路に近くなるため、周囲の人は子どもの体調に気をつけてあげましょう。
高知市の1日あたり搬送場所別熱中症搬送者数(2017年~2019年)
熱中症の予防法
よさこい祭りだけでなく屋外でのイベントやスポーツ(観戦者も含む)では、次のことを心がけましょう。
・水分、塩分補給
・しっかり睡眠、食事をとる
・熱中症かな?と思われるときは、熱中症の対処方法(応急処置)を参考に対処する
・熱中症対策グッズを活用する
・お酒はほどほどに
よさこい祭りを現地で観覧する方も日頃から運動し暑さや汗をかくことに慣れておきましょう。
それでは、今年の夏もイベントを楽しみながら暑さを乗り越えましょう。
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